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言い訳は成長の敵  [★感謝と成長 「夢をあきらめない」]

 コロナ禍で会議もほとんどオンライン開催となり、今は多少収束に向かってはいますが、まだまだオンラインの会議は続きそうです。

 学習塾業界でも、全国から集まる会議は10月に開催が決まっていますが、それまでは殆どオンラインとなるでしょう。

 コロナ前、私は会場行くのに、きっちりと間に合う電車に乗るようにしていました。

 ところが、あまりにもきっちりとし過ぎると、少しでも電車が遅延すると開始時間に遅れてしまいます。

 すると電車の中で言い訳を考えるのです。

 「電車が遅れたと言おう」と。しかし、少し余裕を持って出かければ間に合っていたことも多くあります。

 つまり「電車が遅れた」というのは、言い訳であり、絶対に間に合わせようという気が無かった自分に原因があるのです。

 「私は間に合うように家を出たのに、電車が遅れたことが悪い」と言い訳をしているのです。もちろん、余裕を持って家を出ても遅れてしまうことは有りますので、それは仕方が無いと思います。

 しかし、開始時間ギリギリにつくように電車を乗り継いで遅れるのは本人の問題ではないでしょうか。

 会場で待っている人にとっては、理由は関係ありません。遅れたという事実が問題なのです。


 いぶき学院の塾生で宿題をやってこない人は少ないです。

 その中でやっていない人は「時間が無かった」という理由があるのですが、これは「私はやろうと思っていたのに時間が無いのが悪い」ということになりますが、やっていないのは自分が原因です。

 「ノートを忘れた」、「ノートを新しくした」、「教科を間違えた」、「別のノートにやってある」と言う人もいます。先生達は前回の内容を理解できていたかどうかを知りたいので、やったノートが無いと理解度の確認ができません。

 やったノートが無いというのは、自分の不注意です。塾生を信じなければならないのですが、「宿題をやった」と言っているにも関わらず、同じ問題をやらせてできないと「やっていないのでは」疑ってしまいます。

 それは、先生達も嫌なことです。


 言い訳をすることは嫌なことだったり、苦しいことだったりします。それならば、やってきた方が楽なのではないでしょうか。

 中には宿題をやるよりも、言い訳の方が楽という人もいるかもしれません。

 しかし、これは一番危険なことです。“言い訳は成長の敵”だからです。  
 言い訳をする人は、やるべきことをやらない人であり、常にできない理由をつくり、全ての事から逃げてしまう生き方にもつながります。

 そうなると、前向きにものごとをとらえられなくなり、人として成長ができなくなります。

 従って、勉強ができるとかできないとかよりも、言い訳をしないことが大切です。

 言い訳をしない人は成長します。

 出来ない理由をつくらず、やるべきことをやることで言い訳は無くなります。


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学力をつけるために必要なこと(2) [★感謝と成長 「夢をあきらめない」]

 学力とは学ぶ力であり、学ぶ力がつくと継続的に勉強ができるようになり、成績や偏差値も高い水準で安定します。そして、学ぶ力がつくと人間力がついていくことになります。

 今回は、叱ることと褒美についてですが、これらも避けなければなりません。


 勉強する理由が、「お母さんに叱られるから」だとしたら、その子は、叱られないと勉強をしない人間になっていきます。

 そうなると、叱られなければやっていいという発想にもつながり、大人になって物事を自分自身で判断しなければならない時に、善悪や人の迷惑などによる判断ではなく、罰則を受けないという理由で判断するかもしれません。

 子供は叱られ続けると、叱られるのが嫌で叱られないためにどうすればいいかが、行動の判断基準となります。

 人のためとか社会のためとかではなく、叱られないように、罰則を受けないためにという行動になります。

 その行動は結果的に自分のためになりません。

 子供を叱る場合は次の3つだけです。

 〔危険・迷惑・法律違反〕

 それ以外は原則として、見守ることしか親にはできないのです。


 勉強する理由が、「お父さんにゲームを買ってもらえるから」だとしたら、その子はご褒美をもらえないと勉強をしない人間になっていきます。

 勉強をしてよい結果を出したときに褒美をもらえるとしたら、褒美を常に要求する子になっていきます。

 「褒美をあげる」と言った時は一生懸命にやりますが、褒美がもらえないと勉強をしなくなります。

 勉強をし続けさせるためには、褒美を出し続けることになりますが、それはいつまでも続くものではありません。

 社会に出て結果を出せば報酬を得ることができます。

 従って、報酬という褒美をもらうために結果を出そうとすることは現実としてあることです。

 報酬をもらうことは自分の生活を維持するために必要なことで、報酬を得ることで自分や家族の幸せにも繋がっていきます。

 しかし、勉強に褒美は必要なものではなく、褒美をもらうためではなく自分のためになるからやるものです。

 続く



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学力をつけるために必要なこと(1) [★感謝と成長 「夢をあきらめない」]

 学力とは学ぶ力であり、学ぶ力がつくと継続的に勉強ができるようになり、成績や偏差値も高い水準で安定します。そして、学ぶ力がつくと人間力がついていくことになります。

 学力をつけるために何が必要なのかは、勉強をしても学力がつかない人に共通していることを探ることから見えてきます。

 やる気について…やる気がない、勉強の習慣がない

 ノートについて…勉強した日にちを書かない、解いた問題集のページと問題番号を書かない、字が読みづらい

 集中力について…集中力がない、ゲームやスマホなど他の事に気が取られてしまう

 環境について…学習する場所がない、学習の場が騒がしい、落ち着けない

 学びについて…学びを受け入れられない、話を聞くことができない、解ったつもりになる、言い訳が多い、できない理由をつくる、限界をつくる、決めつける

 親について…「勉強しなさい」といつも言う、結果の良し悪しを気にしすぎる、結果で叱る、褒美を与える

 これらのことは親の問題を除き、本当に学ぼうとする“やる氣”がつくことでクリアできます。

 親の問題は親が変わるか、子が親の対応に気を取られないかとなりますが、どうしても親のこのような対応は、子のやる気を無くさせたり、学力の伸びにストップをかけたりします。

 とにかく、「勉強しなさい」は言わないで我慢することです。

 “忍耐!”

 「でも、何も言わないと勉強をしない」とおっしゃる方がいますが、子が「勉強しなさい」と言われて勉強をすることや、親が強制的に勉強をさせる(時には、親が「教えてあげるから」と言って嫌がる子を教える)ことをした場合、子供が喜んで勉強するならばよいでしょうが、嫌々やるのなら身につくことも身につきません。

 勿論、学ばせられては学ぶ力はつきません。

 子供からの要望で親が教えるのなら良いのですが、半ば強制的に教えて「親が教えたからテストの結果が良かった」場合、何年生まで教え続けられるのでしょうか。

 嫌がる子にいつまで勉強を強要できるのでしょうか。

 周りから言われてやる勉強で、本人に学力が身につくのでしょうか。

 だから、「勉強しなさい」と言うことを我慢するのです。
続く



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スマホケースが壊れた [◆徒然なるままに 「自分らしく生きる」]

 塾生が、「最悪!スマホケースが壊れた」と言っていました。

 見ると、ケースが切れてしまっていてスマートホンに付けることができない状況で、もう使い物にはなりません。

 スマートホンを購入する際に殆どの人がケースも一緒に買うのではないでしょうか。

 ケースは外見を左右するので、本体のスマートホンよりも色やデザインにこだわって選んだのでしょう。

 従って、その破損したケースの姿を見ると悲しい思いになるのは当然です。

 私が塾生に言ったのは、「それは良かったね。スマホが壊れなくて」
 
 「ケースはスマホを守るためにあるのだから、良かったじゃない」と言うと、塾生は穏やかな顔になり帰っていきました。

 見方、考え方、心構えによって、一見悪いことに思われる出来事も、良いこととして受け入れることができると思います。

 「どうしてこんなことが起きるのだ」と腹を立てるより、「まてよ、考え方によってはこれはラッキーじゃないか」ということは少なくありません。

 例えば、全ての失敗は次につなげることができます。

 失敗したことを受け入れて、失敗の原因を探り、同じ失敗をしないために行動していけば改善になります。

 物事は捉え方次第で自分にとって、悪くもなり良くもなります。


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内発的動機と勤務年数 [◆徒然なるままに 「自分らしく生きる」]

 個別指導の先生は殆ど大学生です。

 いぶき学院の先生も大学生が多くいます。

 では、大学生の講師はどのくらいの年数勤務するのでしょうか?

 調査したことが無いので確かなことは言えませんが、1年くらいで辞める人も多いと聞きます。


 いぶき学院の先生については正確にお伝えすることができます。

 この5年間の先生の勤務年数の平均は3.9年となります。

 現在の先生方の半数は3年以上の勤務です。

 大学院迄行く先生が増えていることも有り、勤務年数が長くなっています。事情があり1,2年で辞める先生も実際にいるのですが、それでも平均継続勤務年数は3.9年なのです。

 つまり殆どの先生は大学在学中、いぶき学院で働いてくれています。

 どうして長く働いてくれるのかと考えてみたのですが、“内発的動機”が先生方にあるという結論にたどり着きました。

 つまり、働く動機が金銭よりも、自分を成長させたいとか、子供たちを良くしたいということが強いと思うのです。

 今年の新しい先生たちも「自分を高めたい」、「いぶきで子供達を教えたい」と言っています。

 採用に至るまでに、待遇や給与の話は出てきません。

 待遇や給与の話は最後なのです。

 働くときには、時給がいくら、交通費がいくらと言うところから、働く学習塾を選ぶ人が普通かもしれませんが、実は今働いている、いぶき学院の先生たちは全員、待遇は後回しで「働きたい」と言ってくれた人たちなのです。


 最近働きたいと言ってきた大学生で、最初に時給を聞いてきた人がいましたが、「安い」と言って、正式な応募に至りませんでした。

 我々としても、どんな学習塾かを聞く前に時給だけで判断する人に、塾生の指導をさせるわけにはいきませんので、全く未練は有りませんでした。

 ただ、余計なお世話なのですが、その人は凄く上位の大学生で・・・。


 10年以上前に働いてくれていた先生のことです。

 ウェブ上の求人できたのですが、勿論そこには、待遇とどんな学習塾かが掲載されており、それを見て応募してきました。

 続けて2人応募があり、採用面接の時に2人とも、「それならば、是非働かせてください」と態度が一変したことを覚えています。

 2人とも、軽い気持ちで応募してきたようでしたが、いぶき学院の目指していること、やっていること等を話していくと、凄くやる気になり「是非」と言い出したのです。

 2人は大学在籍中、いぶき学院で働いてくれました。

 1人は6年間、もう1人は4年間で今も時々いぶき学院にやってきます。


 “内発的動機”によるやる気は強いです。

 いぶき学院の先生たちには、塾生への配布物、回収物、連絡事項、カリキュラムの作成から、ゴミ出しまで、色々なことを要求し、細かなところまでうるさく言っています。

 しかし、先生たちは良くやってくれています。

 先生たちは自分を伸ばそうとしているからです。

 我々は、先生たちに授業研修以外にも、色々な研修をしています。

 来月から1人ずつ、自分を見つめ直すためのスピーチをすることになっています。

 又、外部研修にも行ってもらいます。

 “内発的動機”をこれからも重視していくことで、先生方も塾生も成長してもらいます。



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