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学習塾の講師の学び

 学習塾は一般の企業の就業時間と4時間から5時間ずれています。

 一般の企業が9時~17時勤務なら、学習塾は13時~21時とか14時~22時となるわけです。

その反面、午前中が空いているので、そこを利用して会議や研修などを行うことが出来ました。

 私も午前中を利用して、多くの研修会に参加したり、私立学校の説明会に参加したり、区立小中学校の学校解放時に出かけたりしていました。

 今も、学習塾団体の会議は午前中に多くあります。

 学習塾は午前中をうまく利用して成り立っていたとも言えるでしょう。

 学習塾の授業は夕方からなので、授業前は時間が空いているのではないかと、思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、授業以外の仕事が多くあります。

 もちろん、授業に関して準備やテスト作成と採点、講習等の案内の作成、保護者会や個人面談のご案内と準備から実施。

 個人面談は50人を1人で行うと40時間程度かかります。

 なんといっても時間がかかるのは、個別指導の時間割作成。

 その他、教材やテストの発注と実施、通信の作成、家庭との連絡、当塾のような個人塾ですと、経理も自分でやることになります。

 それらを、職員に分担したとしても授業前に行うことは山積です。

 そこで、午前中を有効活用することでゆとりが生まれるのです。

 ところが、働き方改革!

 私は経営者ですので、午前中に会議や研修、そして面談も行いますが、職員には「午前中から出てきて働け!」と言うわけにはいきません。

 代休を与えるとかが出来ればいいのですが、そのために授業を休ませるわけにもいきません。

 そうなると、就業時間中に研修を行うことになります。

 それが正しいのですが、14時から研修を2時間行うと16時となり、17時からの授業準備が充分に出来ないかもしれません。

 研修を1時間としても、空き時間は2時間です。

 その2時間で、授業準備と日々の業務をこなすことはほぼ不可能です。

 職員に任せることには限りがあり、その他の業務は私がやるしかないというのが現状です。

 午前中を使えないと講師の学びが不足していくと危惧しています。

 そして、中小個人塾の塾長は益々大変になるのです。

 働き方改革で仕事が増えてしまうのです。(愚痴になってしまい申し訳ありません)

 学習塾の講師(職員)の学びを確保してけるようにしたいです。

 なぜなら、子供たちの人間的成長を我々は担っているからです。

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