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足裏マッサージ [◆徒然なるままに 「自分らしく生きる」]

 先日、足裏マッサージを受けた時の話です。

 そのマッサージ師はベテランのおじいさんで、色々な話をしてくれました。

 その中の話ですが、ある時「自殺したい」というおばあさんがお客で来たそうです。

 かなり深刻だったようですが、彼は「色々な方法があるよ、どうしたいの」と話し、「どうして死にたいの」と話しを聞いてあげたそうです。

 その結果、おばあさんは元気になり、今は笑顔でマッサージにかかりに来るそうです。


 ここで、2つのことを学びました。

 1つは、「自殺なんかしちゃダメ」とか「そんなことを言ってはいけない」とおばあさんを叱ったり、否定したりせず、おばあさんの気持ちを受け入れたから、良い方向へ進んだという事です。

 おばあさんは、誰かに気持ちを解ってほしかったのだと思います。

 話を聞いてもらって落ち着いたはずです。

 もし、受け入れてもらえなければどうなっていたか分かりません。

 誰でも同じことが言えます。

 子供も、自分のことを解ってほしいから、反抗したり、親の癪に障ること言ったりすることがあります。

 『なおそうとするな、わかろうとせよ』が基本です。



2つ目は、そのマッサージ師は足裏マッサージという仕事を通して、人の人生を変えたということです。

彼は今までも、多くの人を助けてきたのではないでしょうか。


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成績と偏差値は重要ではない! [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 成績や偏差値を上げるための勉強をしていませんか。

 私立中学受験生が、偏差値を上げよう、合格確率を上げようと、この夏休みも猛勉強をしていることと思います。

 しかし、それは何のためになるのでしょうか。

 学習塾の経営者がこんな事を書くのは、おかしいかもしれませんが、本当にそう思うのです。


 偏差値を上げることは、志望校に合格するためかと思いますが、合格は何のために必要なのでしょうか。

 何のために私立中学を受験して、何のために私立中学に入るのでしょうか。

 中高一貫であるならば、そのまま高校へ進学し、大学付属の学校ならば、そのまま大学へとなるかもしれません。

 大学付属の学校でなければ、改めて大学受験をすることになります。
 
 それでは大学へ行く目的は何でしょうか。

 何のために大学へ行き、その後はどうしようと考えているのでしょうか。

 
 殆どの小中高生は、「まだ、やりたいことは分からない」、「やりたい仕事は大学へ行ってから考える」と言います。

 たとえ、就きたい仕事を決めていても、何のためか分からない人が多いと思います。


 私は、志望校調査書を塾生に出してもらう際に、「叶えたい夢・願い・なりたい自分(抽象的)」という項目を最初に設け書いてもらいました。

 その次に「将来やりたい事・つきたい職業(具体的)」という項目を設けました。

 そうすると、「人の役に立つ人なりたい」とか「困っている人を助けたい」と書く子がいます。

 今、就きたい仕事が明確でなくても構わないのです。

 人の役に立つ仕事は色々あるからです。


 勉強をする上で大切なことは、目的と過程だと思います。

 目的を持つことで、受験終了後にも立ち止まらず前に進めるからです。

 精一杯頑張ったならば、その経験が結果はどうあれ、その後人生に良い影響を与えるからです。


 合格したいという気持ちは当然ですが、だからこそ、受験の目的を考えて見ることが大切かと思います。


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「できれば良い」には未来が無い [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 問題を解こうとした時に「やり方を忘れた」、「公式は何だったかな」と、やり方を考える(思い出そうとする)子がいます。

 そのような子は、できれば良いと考えがちで、“どうして”よりも、“どうやって”が優先します。

 そして、問題の意味が解らなくても、正解が出れば良いとなってしまうのです。

 さらに、問題を解く度に「やり方は?公式は?どうやって解くのかな?」を繰り返し、「わかんない」となり「勉強は苦手」と言い訳をします。

 やり方を教わったり、理解せず覚えたりする勉強は、その場しのぎの勉強であり、根本的な解決に至りません。

 例えば、「100㎞の距離を2時間で進んだときの速さを求めなさい」という問題で、「速さの求め方は、距離÷時間だから…」と考えるより、「速さの意味は、1時間に進んだ距離だから…」と考えると、やり方も公式も不要です。

 答えを出すこと、つまり「できれば良い」を目的とすると、「やり方は?公式は?どうやって解くのかな?」を繰り返し、これからも苦手のままとなりますが、速さの意味(1時間に進んだ距離を時速と言う)が解れば、速さの問題が得意となるかもしれません。

 目の前の問題ができれば良いでは、本当にできるようにはなりません。


 勉強に限らず、その場しのぎは根本的な解決にならず、後々まで問題を残します。

 その場しのぎと言うのは、先々の目的(の設定)が無いのに結果を出そうとすることです。

 子供たちは何のために合格をしようとしているのでしょうか。

 合格それ自体が目的ではないはずです。

 合格は目的を叶えるための手段であるはずです。

 従って、「合格すれば良い」には未来がありません。

 我々は未来につながる勉強、そして受験になるように子供たちに寄り添っていこうと思います。



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