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ルールとモラル [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 人は一人では生きていけないが故、世の中にはルール(法律・規則・取り決め)が存在し、それに則り生活をしています。

 ルールが無ければ無法地帯と化して、人々が平和に安心して暮らしていけないでしょう。

 しかし、大切なのはルールを守ることだけではありません。

 法的に罰せられることは無いにしても、互いに気持ちよく生活するため我々はモラル守らねばなりません。


 現代社会には多くの法律が存在しています。

 最初は法律の無い世界から人類はスタートしますが、集団で生活するために法律が制定されます。

 ところが法律の抜け道を見つけ社会秩序を乱す者が現れると、それらを取り締まる法律ができる。

 その結果、法律や規則のおかげで平和に暮らしていけることも事実ですが、法律や規則で縛られている状況とも言えるでしょう。

 今後も法律や規則といったルールは、モラルを守れない人が出てくるとさらに増えると考えられます。

 あまりにもモラルが守られていない状況になると、ルールに縛られ生きにくい世の中になるかもしれません。


 学校では、授業中の立ち歩き、おしゃべり、指示に従わない、授業妨害をしている子がいると聞いています。

 それらをルールで縛っても、よほどのことが無い限り罰することは出来ないでしょう。

 学校の先生の力量が問われるかもしれませんが、それ以前に家庭教育にも問題があると思います。

 子供たちをルールで縛るのではなく、モラルを持たせることで改善がみられると考えます。そのためには親がその手本になり、家族や学校、地域の人たち、そして学習塾が子供たちを育む体制を構築していくことかと思います。

 
 人は助け合い協力して生きていきます。

 ひとり一人の人間が一人ひとりの人間に生かされているのです。

 人を思いやり、人に感謝し、人を思いやり、人と共に生きていくために、ルールではないモラルは大切なものと考えます。


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真の「学び」 [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 中1の「データの活用」、与えられた数値からヒストグラム(棒グラフ)を作成する授業をしました。

 身長のデータを渡してヒストグラムを作成するために、どうしたら良いかを考えてもらう事から始めました。

 作成の手順は棒を何本立てるかによって、「何㎝以上、何㎝未満」という階級をいくつ作るか、そうなると階級の幅を何㎝にすればいいかが決まります。

 従って手順としては、データの最小値と最大値を見つけ、資料の範囲を確認して、適切な棒の本数を考えて、階級の幅を決定します。

 階級の幅が決定したら、実際にその階級に何人入るのかをデータを見て、度数分布表を作成します。

 そして、ヒストグラムを作成します。

 データからヒストグラムを作成することについては、手順を教えてもらおうと考え手順を丸暗記する子と、完成形を頭に描き自分で手順を考える子に分かれます。


 子供たちには、社会に出て手順を覚えて仕事をすることは大切であり、決して悪いことではありませんが、最終的に成し遂げたいことを聞いて、自分でそれまでの手順を考えていける人間になって欲しいと思います。

 自分で手順を考えられれば、そこには新しい発想が生まれ、今までの方法とは格段に優れたものとなるかもしれません。

 そのようなことが、社会が豊かにしたり、人を助けられたりすることにつながると考えます。


 具体的には、例えばプロジェクト管理の場面で、最終目標を明確にし、それに向かってどのようなステップが必要かを自分で考える力が求められます。

 こうした能力は、一つの分野に限らず、あらゆる職場や日常生活においても役立ちます。

 自分で考えた手順は、自分の理解と創造力に基づくものであるため、自信を持って実行に移すことができ、その結果として仕事の質や効率も向上するでしょう。

 教育現場では、ただ知識を詰め込むだけでなく、子供たちが自ら考え、試行錯誤する機会を提供することが重要です。

 これにより、彼らは自分の意見やアイデアを持ち、それを実現するための道筋を見つける力を養うことができます。

 これこそが、真の意味での「学び」なのです。

 未来に向けて人間力をつけていけるように指導してまいります。


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「やる気」を奪うのは大人 2/11イベント [★感謝と成長 「夢をあきらめない」]

 2/11、新中2保護者会で「やる気」をテーマに話をさせていただきました。

 勉強をしない子供たちでも、「勉強をしなければいけない」、「勉強をした方が良い」と思っているものです。

 その「やる気」を奪っているのは我々大人です。

 とは言え「やる気」を損なわないようにご機嫌を取る必要はありません。

 少しの努力、少しの進歩、少しの意識の変化を見逃さず引っ張り上げるだけです。

 「よく考えたね」、「すごい!」、「なかなかいいね」、「よくここまでやったね」、「かなり時間がかかっただろう」、「ここのところが良いね」、「一週間前と比べて良くなったね」、「お茉央はすごいよ、こんなに頑張れるのだから」など、結果ではなく、過程、本人の気持ちに焦点を充ててあげる事だと思います。

 他にも「好きこそ物の上手なれ」、楽しくなければ続かないなどお話させていただきました。

 これからも、保護者様と力を合わせて子供たちを育んでまいります。



 午後は新中1ガイダンスです。塾生全員参加。

 そして保護者様参加率100%!塾生以外の方の参加もあり、教室は満杯となりました。

 子供たちも高校受験についての事、中学からの勉強についての事を真剣に聞いて考えてくれたと思っています。

 授業の受け方や家庭学習まで、お話をさせていただきました。

 いよいよ、高校受験まで3年間のスタートです。

 参加してくれた塾生、保護者様に感謝しかありません。

 一生懸命頑張らさせていただきます。




 品川区大井町の学習塾 いぶき学院 高校受験のグループ指導 コース制(中学受験・私立中・大学受験)の個別指導  地元の私立中受験:青稜中、文教大学付属中、立正大学付属立正中、多摩大学目黒中、トキワ松学園中、玉川聖学院中、八雲学園中、目黒学院中、目黒日大中、品川翔英中、日本工業大学駒場中、京華中、京華女子中、駒込中、東洋大京北中、国士舘中、千代田中、他



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目標は満点ではなく合格点 [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 10年以上前に指導した中学受験生のことです。

 勉強のできる子で、志望校には間違いなく合格できる学力があったため、特待生で合格を目指そうとなりました。

 特待生合格も、その子なら充分可能であると私は思っていました。

 2月1日、午前入試。

 合格はしましたが、特待生合格とはなりませんでした。

 一旦合格を確定した後、3回ほど受験が可能で、そのどれかで特待生合格をすれば特待生となり、授業料全額免除です。

 2回目、合格。

 3回目、合格。

 最後の1回となった時、本人を呼び出して聞いてみました。

 「全部の問題を解こうとしていないか?」

 「全部解こうとしています」

 特待生とは言え満点を取らなくても合格となるはずです。

 できる問題を落とすことが合格点に届かない大きな原因です。

 「全部やらなくてもいいから、終わらなくてもいいから、出来る問題だけ確実に解いてごらん」

 最後の1回、特待生合格!


 合否が問題となる試験の目標点は、満点ではなく合格点です。

 中学受験でも、高校受験でも、大学受験でも同じです。

 ギリギリでも構いません。

 合格点を目指しましょう。


 当塾のグループ指導で中3生の都立数学では、志望校と本人の内申点によって目標点が異なりますが、満点を取ろうとせず、80点を取ろうとすれば、それは殆どの子は可能だと思います。

 難問には手を出さず、自分が出来る問題を確実に取ることが合格点を取ることにつながります。

 満点を取ってくる子もいますが、出来る問題を落とさないから満点なるのです。

 満点は、出来る問題を確実に取った先にあるものです。



 品川区大井町の学習塾 いぶき学院 高校受験のグループ指導 コース制(中学受験・私立中・大学受験)の個別指導

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面接練習で得たこと [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 都立高校推薦入試、私立高校推薦入試で合格するために、面接の練習を行いました。

 本当は1日の予定でしたが、子供たちの要望でもう1日やることになりました。
 
 私が面接官として一人ひとり面接練習を行い、その他の子たちがそれを聞いてコメントをする形式です。

 自分が面接を受け、他の友達からアドバイスを受け、私がコメントをしてということを繰り返す中で全員が確実に良くなっていきました。

 それは聞いている子たちも実感していました。


 面接練習のコメントでは「こんなことを言ったら失礼だと考えずにアドバイスして欲しい」と伝えてコメントをしてもらいました。

 真剣勝負を挑むわけですから妥協はできません。

 都立推薦は難関で特に上位校は3倍から5倍程度あります。

 上位校の推薦志願者はオール5又はそれに近い成績であると考えられ、そのメンバーの中から合格を勝ち取るとなると、小論文と面接が当たり障りのない出来では難しいです。

 他の受験生には無いものを出せるかどうかが鍵です。

 「入れてください」というお願いやとか「合格して私も○○高校の仲間に入りたい」という憧れではなく、私は絶対に「入るんだ」と言う強い気持ちと、「合格して私はこんなことをしたい。○○高校をこんな風に変えたい」と言う強い意志を伝える事が大切だと思います。


 上手くできない子を勇気づけたり、アドバイスをメモにして渡したりと、凄く一体感のある面接練習でした。その中で泣き出す子も出てきますが、前向きに自分を変えていこうという姿勢があり良い刺激になったと思います。

 高校のみならず、中学、大学、社会と新しい世界に飛び込むにあたり、考えることが有ると思います。

 それは、今までの自分を振り替えること、自分の夢(目的)を考えること、そのために新しいステージで何をするかということです。

 この面接練習では、そこを子供たちに考えてもらえたと思っていて、面接も上達しましたが彼らがこの何回かの練習を通して、チョッピリ大人になった気がしました。

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未来を拓く子供たちのために [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 東京臨海副都心で、縦横無尽の高速道路とその周りに立つタワーマンションを見ると、小さい頃に読んだ手塚治虫氏の漫画の世界が、まさに現実のものになっています。
 
 スマートホンの本格的な登場は2000年後半ですから、まだ15年程度年経っていません。

 空想の世界が現実となり、想像も出来なかったものが身の回りにある。

 それが我々の生きる、現代世界となっています。

 現在あるモノを模倣して生きていくのか、まだ見ぬモノを求めて生きていくのか。

 いずれにせよ、10年後の世の中は劇的に変化し、キャッシュレス化が当然になった様に、そこで生きる人たちは、それらを当然のように受け入れていくのではないでしょうか。

 子供たちが生きる未来はそれ以上に劇的な変化が起き続ける世の中になるでしょう。

 だからこそ、子供たちが未来を拓き、社会で活躍するためには、今まで見たことのない問題を解決できる力を身につける必要があります。

 そのために、誰かに教わったり、例題を見たり、公式を丸暗記したりする学習法をやめなければいけません。

 ただ、教わることや例題を見ることがいけないわけではなく、理由が解らないまま、問題の答えを出すことが問題なのです。

 答えを出す事や良い結果を出す事に執着し過ぎると、理解や過程が疎かになり、学力が伸びない大きな原因となります。

「失敗してもかまわないから、考えた通りやりなさい。どうしてそういう結果になったかを考えなさい」まだ見ぬ世界を子供たちは創造し、未来を拓くことが出来ます。

 子供たちにはそんな人間になってもらいたいと思います。





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