SSブログ
前の6件 | -

メモ魔になろう! [★感謝と成長 「夢をあきらめない」]

 忘れられないことってありますよね。

 1度きり、1瞬のことであったとしても脳裏に焼き付いている光景や言葉はありませんか?

 私はいくつもあります。

 勉強は覚えようと思っていても忘れてしまうのに、覚えようと思っていないのに忘れないことがあるのです。


 私は学者ではありませんから、人間の記憶のしくみとして説明はできませんが、学力が伸び悩む子供たちを見ていて気付くことがあります。

 それは、ノートを見て問題を解く、例題をみてその通りにやる、教えてもらいその通りにやる、授業中は写すことを大切にしている・・・

 学びが全く頭に残っていないので、常に何かに頼って目の前の問題を解いているだけです。


 スマホを持っていると、つい写真を撮ってしまい目の前の素晴らしい風景を脳裏にその場で焼き付けず、あとで写真を見て「そう言えばこんなところに行ったよなぁ」と感慨にふけてしまいます。

 その時の感動をよみがえらせる写真ではなく、その時の記録を残す写真となっていることが多くなったと思います。


 メモを取ると忘れてしまい、メモを見ないと思い出せず決して身に付きません。

 ただ、その時の一瞬のひらめきや、大切だと思ったことを忘れないように、メモを取ることは良いと思います。

 それは、メモが学ぶ(自分を高める)ための手段となるからです。

 そして、メモをチラ見して覚えたり、メモを基に原稿を起こしたりすることで頭に刻み込まれると思います。

 ただ単に、問題を解くための手順をメモしておいて、それを見てその通りに解くこととは異なります。

 気が付いたことはメモを取り、それをもう一度見てまとめ直すことは人間成長につながります。


コメント(0) 

学習塾の講師の学び

 学習塾は一般の企業の就業時間と4時間から5時間ずれています。

 一般の企業が9時~17時勤務なら、学習塾は13時~21時とか14時~22時となるわけです。

その反面、午前中が空いているので、そこを利用して会議や研修などを行うことが出来ました。

 私も午前中を利用して、多くの研修会に参加したり、私立学校の説明会に参加したり、区立小中学校の学校解放時に出かけたりしていました。

 今も、学習塾団体の会議は午前中に多くあります。

 学習塾は午前中をうまく利用して成り立っていたとも言えるでしょう。

 学習塾の授業は夕方からなので、授業前は時間が空いているのではないかと、思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、授業以外の仕事が多くあります。

 もちろん、授業に関して準備やテスト作成と採点、講習等の案内の作成、保護者会や個人面談のご案内と準備から実施。

 個人面談は50人を1人で行うと40時間程度かかります。

 なんといっても時間がかかるのは、個別指導の時間割作成。

 その他、教材やテストの発注と実施、通信の作成、家庭との連絡、当塾のような個人塾ですと、経理も自分でやることになります。

 それらを、職員に分担したとしても授業前に行うことは山積です。

 そこで、午前中を有効活用することでゆとりが生まれるのです。

 ところが、働き方改革!

 私は経営者ですので、午前中に会議や研修、そして面談も行いますが、職員には「午前中から出てきて働け!」と言うわけにはいきません。

 代休を与えるとかが出来ればいいのですが、そのために授業を休ませるわけにもいきません。

 そうなると、就業時間中に研修を行うことになります。

 それが正しいのですが、14時から研修を2時間行うと16時となり、17時からの授業準備が充分に出来ないかもしれません。

 研修を1時間としても、空き時間は2時間です。

 その2時間で、授業準備と日々の業務をこなすことはほぼ不可能です。

 職員に任せることには限りがあり、その他の業務は私がやるしかないというのが現状です。

 午前中を使えないと講師の学びが不足していくと危惧しています。

 そして、中小個人塾の塾長は益々大変になるのです。

 働き方改革で仕事が増えてしまうのです。(愚痴になってしまい申し訳ありません)

 学習塾の講師(職員)の学びを確保してけるようにしたいです。

 なぜなら、子供たちの人間的成長を我々は担っているからです。

コメント(0) 

やる気があるが結果に結びつかない [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 「学習時間に比例して結果が出るのは英語」、「時間をかけて勉強しても結果に結びつかないのが数学」かもしれませんが、どちらも基礎基本を大切にして、覚えるところは覚えます。

 しかし、やり方は覚えてはいけません。

 やり方はその都度自分で考えていくもので、自分で考えて試行錯誤するからこそ身に付きます。

 どうしてそうなるのかが分からなければ、いくら時間をかけても身に付かないからです。

 やり方を全て覚える勉強は、苦しいだけで伸びは止まります。

 わかる喜びがあると、それがやる気に結びつき、学力の伸びにつながります。

 理解した上で、繰り返しトレーニングを積むことだと思います。

 特に英語は読み書きを繰り返すことです。

 数学を指導していて中1,2年生の塾生で、良い方向に向かっている子が何人もいます。

 多いパターンは、今まで答えを出そうという意識が強く、やり方を覚えて解こうとして伸びなかったが、「わかった!」と言う経験をすることで、やり方を覚えて解いていないことに気づき変わっていきます。

 そうすると楽しくなってきて、やる気が出ています。英語も「わかった」となれば、後は数学より時間をかけて繰り返し勉強をすることです。

コメント(0) 

家庭学習をしない。やらせるとやらされている感が強い [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 これは保護者様の共通の悩みで有り、親としては、勉強をしている姿を見ていないと不安になりますよね。

 ただ、四六時中勉強をすることは無理ですから、やることを決めてやれれば良いと思います。

 家庭学習をしない理由は、大きく分けて2つかと思われます。1つ目は何をやったらいいかわからない。

 2つ目はやる気がない。

 1つ目の何をやたら良いかわからないについてですが、定期テスト前に問題集の課題を学校が出しますので、学校の授業の復習として進めることはできます。

 課題を提出するための勉強は試験勉強ではありませんから、普段からやっておきたいところです。英語の教科書の予習はしたいですね。

 単語と熟語の学習と、和訳が出来ると良いでしょう。
 
 理科社会は復習で構わないので、別にノートを用意してノートまとめをすると良いでしょう。

 2つ目のやる気がないは困りものです。

 宿題を出しても、やる気のない子はただやるだけとなってしまい、意味の無い宿題となります。

 やる気を出すきっかけは、目標を持つこと。

 そして、達成感を味合うことだと思います。

 達成できなかったとしても、頑張ったことを認めてあげると良いでしょう。

 「がんばったね」の一言かけてください。

 ご褒美や罰でやらせるのは、外発的動機であり、本当のやる気ではありませんから長続きしません。

コメント(0) 

親は子の失敗を恐れてはいけない

 子は失敗することで成長します。

 子は上手くいかなかったことから、多くのことを学びます。

 従って、親が子に必要以上に関わることは、子の自律を妨げることになります。

 忘れ物をしたり、宿題をやっていかなかったりすることは、子の問題であって親の問題ではありません。

 子の問題を親が処理し続けていると、自分で出来ない人間になってしまいます。

 親(大人)は、忘れ物をすると自分自身が困るので、出かける前に忘れ物がないかチェックするはずです。

 それでも忘れ物があったなら、次から忘れないように自分で考えて行動をします。

 誰かに、持ち物をあらかじめ用意してもらうことはありません。自分で用意するはずです。

 子も親が忘れ物をしないように用意していると、一人で用意することが出来るようになりません。

 親は子を見守ることです。

 子の失敗を恐れてはいけません。

 むしろ、失敗という経験をさせることが大切です。

 自信が無かったり、助けを求めたりする子には、勇気づけてあげましょう。

 「自分でできるとお母さんは信じているよ」

 上手くいかなくても、叱らずに良かったところや頑張った過程に視点を当てて勇気づけます。

 「よく頑張ったね」

 親が子を基本的には、何も言わず見守るだけです。

 放っておくのではなく、少し距離を置いて見守るのです。

 口出しをするのは、次の3つの場合だけです。

 人に迷惑をかけそうな時、危険な時、法律に違反しそうな時。

 とは言え、子の年齢や状況によって対応は異なります。

 でも、親は子の失敗を恐れてはいけないのです。


子は、親が何でも助けていると、「親がいないと何もできない」と考えるようになる子もいます。

コメント(0) 

都立高校受験 [★感謝と成長 「夢をあきらめない」]

 今年度の都立高校入試が終了(※)ました。

 2/17に土曜特講と授業で約6時間、2/18に理科社会特講を約9時間30分、2/19に入試前最後の授業を2時間行い、本番の2/21に向かいました。

 授業時間が3日間で20時間ですが、加えて宿題がありましたから、受験生たちの勉強量はかなりのものだったはずです。

 それでも、誰もいや顔一つせず、欠席もなく全員がやり遂げました。

 直前に集中的に勉強しても学力が付くわけではありませんが、得点力は上がります。

 今まで、練習とトレーニングを積んできた選手たちは、最後に試合に臨み勝利を手にするために、作戦を練り上げる必要があります。

 それが直前の学習です。

 試験の受け方、心構え、そしてこれだけやったと言う自信。

 「自信は努力から」

 自分を信じて試験を受けて欲しいと思いました。


 受験生は、いつもながら最後の1か月驚くほど成長します。

 周りの友達たちが、私立推薦合格、都立推薦合格、私立一般合格と進学校が次々と決定していき、最後に都立一般入試組が残ります。

 焦りと不安をたくさん抱え、合格への希望と願いを胸に勉強をしてきたはずです。

 15歳の人間にとって、それは大きな試練となりました。

 それを乗り切った塾生たちは、驚くほど成長していました。

 おそらく殆どの塾生は、本番の入試の得点が今までの模擬テストを凌駕しているはずです。

 成長したのは学力だけではありません。

 人として成長が見られます。


 いぶき学院は、一生涯成長できる人間の育成を目指していますが、まず志望校合格を通して一生懸命に勉強することで成長します。

 都立の一般入試は、高校入試の実質最後の入試となりますからプレッシャーがあります。

 しかし、その反面それを合否関係なく、「誰が何と言おうと私は頑張った」と乗り越えたならば、その何倍もの「人間的成長」と言うご褒美がもらえます。

 今年も素晴らしい塾生に巡り合え、指導できたことを嬉しく思います。

 彼らは私たちの誇りです。

コメント(0) 
前の6件 | -