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試験前に出される課題 [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 定期試験前に学校から出される課題は、提出をしないと内申点が下がってしまいます。

 従って、その課題をやる目的は「提出する」ことになりがちです。

 「提出する」ことが目的となると、とりあえずやって解らない問題は解答を見て赤ペンで写すという勉強になります。

 それは「試験で得点を取る」という目的に合致しないので、課題をやるという勉強は試験勉強とはならないのです。

 さらに怖いことは、本人がそれを「試験勉強をした」と勘違いしてしまうことです。

 課題が試験勉強になるためには、「得点を取る」という目的で課題に取り組むことが必要です。

 そうなると、与えられた課題は全て解るように取り組むことになりますが、勉強が苦手な子はそれが難しいです。

 それでも解こうとすると、肝心な基本問題の演習が疎かになり、得点が伸びないということが起きるのです。

 例えば、目標点が90点以上の子ならば、全ての問題をクリアできるようにすることでOKですが、70点を目標とするならば、全ての問題を解かなくても問題ありません。

 全ての問題を解るようにしなくても、基本問題だけ集中して学習して、試験でそこだけはできるようにしておけば目標をクリアできます。

 ところが、自分ができない問題が気になってしまい、その勉強に時間を費やす子がいます。大切なことは。

 自分ができる問題を確実に仕上げることで、できる問題はここに異なるということを認識することです。


 試験前に学校から出される課題は提出することが絶対ですが、目標点を考慮して、自分ができる問題とできそうな問題だけは確実にやり遂げる事が大切です。

 提出するための勉強と試験勉強(得点を取るための勉強)は異なるのです。


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