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偏差値50の壁 [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 どんなに頑張っても伸びない人がいます。それは勉強に限ったことではありません。

 逆にあまり努力をしていないのに伸びる人もいます。

 そのような人を周りの人は「天才」と呼ぶこともあります。

 「私は、こんなに頑張っているのに、あの人は何もしないで良い成績を取ってくる。あの人は天才だよね。」などと言うかもしれません。

 あの人は「天才」とか「頭がいい」と言う言葉の裏側には、「私なんかどうせ頑張っても…」と言う感情があるかもしれません。

 もちろん中には「今に見ていろ!」と闘志を燃やす人もいるでしょう。

 我々は自分の未来のために、諦めずに自分を高めていくしかありません。

 どうすれば自分自身を伸ばしていけるのでしょう。

 頑張っても、頑張っても平均前後。時々80点以上の時もあるけれど、しっくりいかない。

 そのようなケースの多くは、勉強が“暗記と訓練”になっていると考えられます。

 暗記は必要ですし大切なことですが、全てを暗記する必要はありませんし、小学生から大学生までの全教科を暗記することはできません。

 しかも、暗記していても、少し形式が違う問題や応用問題になるとできません。

 さらに、丸暗記(意味を理解していない暗記)は次々と忘れていきます。

 頑張って暗記しても、時間をかけて暗記しても、テストで問題が解けなかつたり、暗記したことを忘れてしまったりするのです。

 そうなると負の連鎖である“答えを創ろう”になることがあります。

 わからなくても構わない。

 とにかく答えを適当に創ってしまう行動が現れます。

 そこにある数字を適当に組み合わせて計算するとか、問題を読まずに選択肢だけ見てとか、問題を読んで考えて理解する事ではなく、答えを出すようになります。

 つまり、テストや問題演習は、問題を考える練習ではなく、答えを創る練習となってしまい学力向上には結びつきません。

 訓練についても意味が解らないで行う訓練は学力向上に結び付きません。

 さらに、訓練は基礎基本を繰り返し行うものですから、その訓練の手順が基本通りでないと効果が悪くなります。

 いわゆる、悪い癖がついてしまうということです。

 頑張れば、偏差値50(平均)前後には到達するのですが、“暗記と訓練”に頼っているとその壁を超えることは難しくなります。

 考え方を“思考と理解”に切り替えることで壁は超えられるはずです。


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