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学力がつく学習法 [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 学力がつかない学習…中学2年生の三角形の合同の証明問題をできるようにしたいと考え、問題集を開き、問題を解始めます。

 しかし、全然わかりません。仕方なく解答を見て赤ペンでノートに写し、それを覚えることをしました。

 学力がつく学習…中学2年生の三角形の合同の証明問題をできるようにしたいと考え、問題集を開き、問題を解始めます。しかし、全然わかりません。そこで、解答を見て1行ずつ図を見ながら確認してノートに書いていきました。

 証明は必ず書けるようになります。書き方を覚えるのではなく、どうしてそう書くのか(どうしてそう解答に書いてあるのか)を考えるのです。

 学力がつかない学習…中学3年生の相似の問題を解こうとしたら全くわかりません。そこで、式を作るところまで教えてもらい計算して正解となりました。

 学力がつく学習…中学3年生の相似の問題を解こうとしたら全くわかりません。問題に書いてあることを図に書き入れ、そこから解ることを考えました。

 式を作るところまで教えてもらっては、学力はつきません。
 問題を読み、その内容を整理(図に書き入れるなど)して、そこから解ることを考えることや、何が解ればいいのかを考えることで学力がつくのです。

 式を作ってもらって計算するだけなら、ただの計算練習にすぎません。


 学力がつかない子は、「答えを出そう」とする傾向があれます。

 答えは、「答えを出そう」と考えると出ないものです。

 「答えを出そう」とすると、「たぶん」とか「きっと」とか根拠のない決めつけで出そうとしたり、見た目で判断したり、定規で測ろうとする子が出てきます。

 学力をつけるには、答えを出すことではなく、問題の意味を考えることが必要です。

 問題を読み、問題の意味を考えて解っていることを整理する→そこから解ることを考える・何が解ればいいかを考える。

 文章題や関数や図形の問題は、基礎基本の徹底理解と基礎基本の練習がまず大切。

 基礎基本の練習とは、例えば計算練習のことです。

 計算練習も答えを出す練習ではなく、途中式を必ず書き最も良い考え方での練習ができると良いです。

 どんなことでも、質×量でそのレベルが決まるので、変な書き方で沢山やっても殆ど身に付く学力は0です。

 良い書き方と考え方で基本練習を沢山やることが前提。

 そして、応用問題は答えを出そうとせず、何が書いてあるのかを考える練習や、どうしてそうなるのかを考える練習をします。学力はそこでしか付きません。

 誰かに教わって式を作ってもらって解く練習では学力はつきません。

 国語の読解が答えを出そうとすることで国語力がつくのではなく、文章に何が書いてあるか考えることで国語力がつくのと同じです。

 勉強と言うと、問題演習と考えている人は大間違いです。

 問題を沢山解いても学力が付くとは限りません。

 むしろ、決めた1冊を繰り返し解いて、誰かに説明(理由を添えて)できるように完璧にやりぬいた方が学力は付くものです。

 結局、答えを出す練習では学力は付かず、問題の意味を考え、そこからわかることを考えることで学力が付くのです。


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