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いつから高校受験の勉強を始めるか③:高校受験勉強の開始時期 [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

【高校受験勉強の開始時期】

 早ければ早いほど良いが結論です。

 では、「本格的に始めるのはいつから?」と考えると、時期的にはまず小学5年生、次に中学1年生、中学2年生の夏休み前、中学3年生となるかと思います。

 学びのポイントは、①良い考え方が身についているか、②抜けなく本質を理解しているかどうかではないでしょうか。

 2つのポイントが充分であるならば中3からでも都立の上位レベルは可能です。


 時期的なところですが、小学5年生の理由は学習内容が、具体的思考から抽象的思考に変化していく学年だからです。抽象的な概念は当然解りにくく、算数では分数の通分と約分、三角形、四角形の面積、速さ、割合等の今後の学習に影響を及ぼす単元が出てきます。ここで、概念の理解を怠り公式や解法を覚えて解くようになることが問題なのです。親もどうしてもやり方を教えてしまいがちなところであり注意が必要です。

 中学1年生からは、小学校の学習を踏まえた学習となるために、小学校で解らなくなっていた学習を取り戻せるチャンスでもあります。又、中学では小学生の時に学んでいない、どうしてそうなるのかという理由も考えていくことになります。チャンスではありますが、あまりにも小学生の基礎ができていないと学習についていけないのも当然のことです。

 中学2年生の夏を過ぎると、それまでの基礎的な学習から入試に直結する学びに変わっていきます。そこで学力をつけていければよい形で中学3年生に結びつくはずです。

 中学3年生の内申点が志望校の合否に関係します。中学2年生まではやる気がどうしても出なかった子が、やる気になる時期だからこそここで気分一新して受験に向かうことができるはずです。


まとめ・・・高校受験に備えた勉強は早く始めることに越したことはありません。タイミングは様々ですが、どちらにしても本人の気持ちが一番大切です。ご家庭で話し合われて本人がやる気になった時が受験勉強の開始となるのではないでしょうか。ただし、勉強で少し苦しんでいるようならば、早めの治療が必要となります。


つづく



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