教育を止めない

　緊急事態宣言が発出されました。

　学習塾に自粛要請は有りませんが、感染拡大防止を継続し、さらにできることをやっていこうと思います。授業を少しでも早く終わらせるよう、授業時間の変更に向けて動いています。

　ただ、塾生全員の都合が合わないと変更できないため一気に全員の変更は不可能です。前回の緊急事態宣言の時は学校が休校となったため、時間割を一斉に変更してオンラインで授業ができましたが、今回は学校が休校となっていない上、部活動のある学校もありますからです。とにかく、できることから始めます。

　今回の新型コロナウィルス感染拡大での学習塾への影響も大きく、特に春の緊急事態宣言時は塾生の募集ができなかったり、授業を休講とせざるを得なかったりで、多くの学習塾、いや全部の学習塾が大打撃でした。

　その結果、閉塾する学習塾もありました。今回の緊急事態宣言が継続となり、さらに学習塾に自粛要請が出るとさらに多くの学習塾が無くなるはずです。

　そしてそのしわ寄せは子供たちに向かいます。４月の緊急事態宣言時は学校が休校となっても、学習塾はオンラインで授業を継続したところも多く、それが無ければ子供たちの学力は著しく低下していたと考えられます。それは子供たちの今年度の学力の２極分化が、例年よりも大きいことで解ります。

今後どのようになっていくか解らないからこそ、教育は重要です。

　コロナが終息した時に未来の社会を創っていく子供たちの学力が低い状況であったなら、社会が元のように戻るためにはさらに大きな歳月が必要になってしまいます。

　学力だけではなく、人間としての本質的な部分も人との関わりがないこと、集団生活をしていないことに起因して成長が止まってしまいます。

　人の話を聞き、人に話をして、みんなで考え協力し合い、１つのことを成し遂げていくことから得られる、喜びと充実感が人を育てます。

　絶対に教育は止められません。

　我々は、何があっても子供たちに寄り添い、そして向き合い未来の社会の為に最善を尽くす覚悟です。