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伸びる子 [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 授業での問題演習についてですが、大切なのは解説を聞くこと、そして解説から考えることです。

 「はい、そこまで。それでは説明するよ。」と解説を始めるのですが、解説を答え合わせと勘違いする人もいます。

 解説を答え合わせと考えている人は、話も聞かず頭も使わず結果だけを見て一喜一憂するだけです。

 マルとバツをつけているだけですから、そこから何も生まれません。

 解説を聞いて考えることが大切です。

 伸びる子と伸びない子の差はそこに出ます。

 特に正解であった時に差が出ます。

 伸びる子は自分が正解であったとしても話を聞きますが、伸びない子は正解してしまうと話を聞きません。

 問題の考え方は沢山あるものです。別の考え方や、もっと簡単に早く解ける考え方があるかもしれません。

 伸びる子は自分の考えを持ちつつ他人の話に耳を傾け、自分の考えと比較して新しいことを学び、より高いレベルまで自分を高めていきます。

 伸びない子は正解ならば別の解法を受け入れず、不正解でも他人の考えを受け入れず自分の考えに固執する傾向があります。

 自分の考えを持ち、他人の考えを受け入れることが伸びる秘訣だと思います。

 自分の考えを持つためには、理由を考えずに丸暗記する学習法はNGです。

 他人の考えを受け入れるためには、答えが合っていればいいという考えを捨てなければなりません。

 そして、話を聞くときは頑固さを捨てプライドを捨て素直になることです。

 自分の考えを持ち、他人の考えを受け入れることは全ての基本です。

 都立高校の推薦入試では集団討論(2021年度入試では行われません)が行われますが、そこでは自分の考えを持ち他人の話を聞いて考えられるかどうか、伸びる人間かどうかを試されているのです。



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