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コロナに負けるな4/8 無観客で授業「テレラーニング」 [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

いぶき学院は解説20年を超える学習塾だが、塾生が来ない平日は2度目だ。1度目は東日本大震災当日。そして、2度目は今日だ。

しかし、授業は行った。無観客。

いぶき学院でテレラーニングと呼んでいるウェブでの遠隔授業を本日から開始した。東京都の要請は関係ない。注意されなければ構わないという姿勢やめよう。要請が無くても塾生に外出をさせないように、そして外出することは世界中の人が困ってしまうということを伝えていきたい。

こんな時だからこそ子供たちが人を思いやる心を育むチャンスではないか。「自分は感染しない。自分だけ感染しなければいい。自分は感染しても軽傷で済む。自分は感染しても構わない。」ではなく、世界中の人たちの為に感染を広げないこと、自分だけ良ければいいという世界はあり得ないことを伝えていきたい。

さて授業だが、予定していた13人の中学3年生全員が時間通り出席した。心配していたことが実際にやってみると消えていった。消えていった心配事とは、全員参加できるか・ホワイトボードの文字が見えないかもしれない・音声が届かないというトラブル・集中力が2時間持つか・そもそも授業が成立するか等だ。

むしろ子供たちが集中しては話を聞いてくれている気がした。13人ということもあり、全員に発問をすることができ、双方向での授業が成立した。

発言したければ手を挙げることもできるし、わかった時のサインなども一斉にしてくる。

予めPDFに用意していた資料などソフトの機能で画面上に表示できしかも書き込める。プロジェクターを使用している以上の効果である。

手書きの文字も画面に表示することができるので便利だった。

さすがに途中に5分休憩を入れたが2時間はあっという間に過ぎた。塾生たちも飲み物を飲みながら授業を受けることができリラックスしているようだった。

もちろん課題もある。塾生の書いたノート、計算の途中式などを見ることが困難である。

授業で一番大切なことは、教えることではなくチェックすることと私は思っている。わかっているかどうか、できない理由は何だろうなどである。それをノート、顔つき、発問の答えで判断していく。それができないことが弱点であると言わざるを得ない。

普段の授業が教室内を動き回り、塾生とやり取りをしながら進めていく形式であるので、テレラーニングではそれができないことがつらい。

やっぱり生授業に勝るものはないとは思うが、このシステムも良いところがたくさんある。さらに塾生に話を聞きこのテレラーニングを充実させていきたい。

コロナに勝利するためには感染予防が第一。今我々に与えられた状況の中で最善を尽くす。

コロナを言い訳にしないぞ!


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