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成長は一生続く 其の1「小中学生は公式を覚えるな!」 [★感謝と成長 「夢をあきらめない」]

 数学や理科の公式は便利なもので、それを覚えて数字を当てはめると答えが出てしまう魔法のようなものです。

 従って、いつかとけてしまうかもしれません。

 魔法がとけると、いくら頑張っても、どんなに時間をかけで勉強をしても、数学や理科の点数が伸びなくなり成績が上がらなくなります。

 そして、どんどん解らなくなっていくのです。

 魔法がとけるまでの時間は人によって違います。

 小学生でとける人、中学生でとける人、高校生でとける人・・・受験前にとけると志望校合格に大きな打撃となります。

 中には、そのまま大人になってしまう人もいます。

 公式の魔法にかかったまま社会人になってしまうと、いくら頑張っても結果が出なかったり、出たとしても一時的だったりすることになります。

 「どうしてこんなに一生懸命にやっているのに、誰も認めてくれないんだ」と自暴自棄になるかもしれません。

 「上司のせいだ、会社に問題があるんだ、国が悪いんだ」と、自分に原因があることに気づかず、周りのせいにするかもしれません。


 たかが公式を覚えて問題を解いているだけで大げさだと思われるかもしれませんが、子供のころに身についたモノの考え方は簡単に変わりません。

 大人になっても公式を覚えてその場限りの正解を求める癖は治るものではありません。

 さらに、自分の子供に「公式を覚えればできる」と伝えてしまうと負の循環です。

 「公式を覚えていれば簡単にできる」と考えないでください。

 「公式を覚えなさい」と子供達に言わないでください。

 周りを見てください。

 成績トップの子が公式を覚えまくっていますか?

 公式を覚えて100点を取り続けられますか?


 覚えたものは必ず忘れるものです。

 忘れない一番のコツは、覚えないことです。


 「勉強ができる子は覚えていなくてもできるけど、できない子は覚えないとできない」としたら、覚えて解いている限り絶対に勉強はできるようになりません。

 勉強がこれからも続くようならば、決して公式を覚えて問題を解くことは避けなければなりません。

 その時だけできればよく、その先はどうなってもいいのなら、公式を覚えて丸を少し増やしてください。

 小中学生は、勉強ができるようになりたいのなら、公式を覚えないことです。


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