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子は親を見て育つ [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 先日、テレビで「自転車乗り入れ禁止の商店街」に自転車を乗り入れる人たちにインタビューをしていのした。

 「ここが自転車乗り入れ禁止なのは知っていますか?」
 「知っていて自転車に乗る理由は何ですか?」

 何人かのインタビューの後、子供を後ろに乗せたお母さんが自転車に乗って走ってきました。私は、心の中で「声を掛けちゃダメ」と思っていましたが、願い叶わずインタビューが始まりました。

 子どもがそのインタビューを聞いて、お母さんは規則を守っていないと気づくはずです。もちろん、インタビュー以前に自転車を乗り入れた行為に問題はあるのですが、そうなると、その子は今後、自分の都合で規則を守らない人間になるかもしれません。


 私立の中高一貫校に通う子は学校が合わないと思ったら、高校から別の学校へも行けますし、すぐ区立中学に転校することもできます。
区立中に通う子は学校が合わないと思っても、高校から新しい学校へは行けますが、他の中学校への転校は特別な事情が無い限りで決まません。

 だとしたら、とりあえず私立に行っておけば万が一のことがあれば区立中に転校できるわけですから、中学は私立へとなるかもしれません。

 しかし、私は反対です。通った学校は最後まで通い続けることが、くじけない、負けない、諦めない人間をつくり、今後の人生に生と思うからです。

 私立中受験にせよ、区立中進学にせよ、最後までやり抜く覚悟を持って入っていくことが大切です。

 ただ、いじめや通うことが本当に苦しかったりすることは有ります。その場合は別です。信頼できる人に相談して、最善を尽くすことです。

 問題は、簡単にやめようとか、転校しようと考えることです。当然、親がそれを後押しするようなら最悪です。

 親はその学校に入る前は話し合い検討することはしますが、入った後は「あなたにとって一番いい学校である。」ことを告げ、最後まで頑張れるよう見守ることです。

 親が簡単に転校を勧めてしまうようだと、その子はひょっとしたら一生最後までやり抜くことができないかもしれません。学校の転校、退学、会社や組織にも長くいられず転々とするかもしれません。


 子は親を見て育ちます。親の真似をしたり、親に許されたことを真に受けたりします。それが、その子の将来に大きく影響することを知って欲しいと私は思います。それがたとえ小さなことでもです。


 ※私立中学からの高校受験は制度的に簡単ではありません。私立の中高一貫校へ進学するのなら、そこで6年間頑張ること覚悟を持つことです。それができないのなら、私立中受験はお勧めできません。

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