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成績と偏差値は重要ではない! [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 成績や偏差値を上げるための勉強をしていませんか。

 私立中学受験生が、偏差値を上げよう、合格確率を上げようと、この夏休みも猛勉強をしていることと思います。

 しかし、それは何のためになるのでしょうか。

 学習塾の経営者がこんな事を書くのは、おかしいかもしれませんが、本当にそう思うのです。


 偏差値を上げることは、志望校に合格するためかと思いますが、合格は何のために必要なのでしょうか。

 何のために私立中学を受験して、何のために私立中学に入るのでしょうか。

 中高一貫であるならば、そのまま高校へ進学し、大学付属の学校ならば、そのまま大学へとなるかもしれません。

 大学付属の学校でなければ、改めて大学受験をすることになります。
 
 それでは大学へ行く目的は何でしょうか。

 何のために大学へ行き、その後はどうしようと考えているのでしょうか。

 
 殆どの小中高生は、「まだ、やりたいことは分からない」、「やりたい仕事は大学へ行ってから考える」と言います。

 たとえ、就きたい仕事を決めていても、何のためか分からない人が多いと思います。


 私は、志望校調査書を塾生に出してもらう際に、「叶えたい夢・願い・なりたい自分(抽象的)」という項目を最初に設け書いてもらいました。

 その次に「将来やりたい事・つきたい職業(具体的)」という項目を設けました。

 そうすると、「人の役に立つ人なりたい」とか「困っている人を助けたい」と書く子がいます。

 今、就きたい仕事が明確でなくても構わないのです。

 人の役に立つ仕事は色々あるからです。


 勉強をする上で大切なことは、目的と過程だと思います。

 目的を持つことで、受験終了後にも立ち止まらず前に進めるからです。

 精一杯頑張ったならば、その経験が結果はどうあれ、その後人生に良い影響を与えるからです。


 合格したいという気持ちは当然ですが、だからこそ、受験の目的を考えて見ることが大切かと思います。


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