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「できれば良い」には未来が無い [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 問題を解こうとした時に「やり方を忘れた」、「公式は何だったかな」と、やり方を考える(思い出そうとする)子がいます。

 そのような子は、できれば良いと考えがちで、“どうして”よりも、“どうやって”が優先します。

 そして、問題の意味が解らなくても、正解が出れば良いとなってしまうのです。

 さらに、問題を解く度に「やり方は?公式は?どうやって解くのかな?」を繰り返し、「わかんない」となり「勉強は苦手」と言い訳をします。

 やり方を教わったり、理解せず覚えたりする勉強は、その場しのぎの勉強であり、根本的な解決に至りません。

 例えば、「100㎞の距離を2時間で進んだときの速さを求めなさい」という問題で、「速さの求め方は、距離÷時間だから…」と考えるより、「速さの意味は、1時間に進んだ距離だから…」と考えると、やり方も公式も不要です。

 答えを出すこと、つまり「できれば良い」を目的とすると、「やり方は?公式は?どうやって解くのかな?」を繰り返し、これからも苦手のままとなりますが、速さの意味(1時間に進んだ距離を時速と言う)が解れば、速さの問題が得意となるかもしれません。

 目の前の問題ができれば良いでは、本当にできるようにはなりません。


 勉強に限らず、その場しのぎは根本的な解決にならず、後々まで問題を残します。

 その場しのぎと言うのは、先々の目的(の設定)が無いのに結果を出そうとすることです。

 子供たちは何のために合格をしようとしているのでしょうか。

 合格それ自体が目的ではないはずです。

 合格は目的を叶えるための手段であるはずです。

 従って、「合格すれば良い」には未来がありません。

 我々は未来につながる勉強、そして受験になるように子供たちに寄り添っていこうと思います。



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