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宿題をやっても、やっても、やっても、できるようにならない  [★感謝と成長 「夢をあきらめない」]

 宿題をやっているのに結果に結びつかない子がいます。

 勉強をしても結果に結びつかない子と似ていて、原因も重なるところは多くありますが、その原因の一つを考えてみましょう。

 習い事(部活動、スポーツ等)で、練習ではうまくいくのに、練習は凄くうまいのに、本番ではうまくいかないケースについてです。

 この原因は、“練習のための練習”なっていると私は考えています。

 つまり、練習がうまくなること、練習でうまくやることが目的になっていないかと言うことです。

 勉強面で言うと次のようなことが目的になっていないかと言うことです。

  宿題を終わらせること。

  綺麗に仕上げること。

  正解(答え)を出すこと。

  方法を覚えること。

  先生に(やっていないことで)とかられないこと

  先生に(やっていること)を褒められたいこと

 このような学習は結果に結びつきません。

 結果が出たとしても一時的なものです。


 本来は、“本番の為の練習”であるはずの家庭学習(宿題)が、“練習のための練習”になっていることが原因です。

 つまり、手段であるべき家庭学習が目的となっているケースです。

 日付、ページ、問題番号を書いて、時間をかけて綺麗に仕上げ、丸付をして、間違っているところはやり直し、全て正解が出るまで頑張る。

 完璧な家庭学習かもしれませんが、それはあくまでも手段であることを認識しなければなりません。

 それで満足したとしたら、その先の本来の目的を達成できません。

 「いや、それを完璧に続けていたら目的を達成できるのではないか」と考えられる方もいると思いますが、もし、今までそれをやってきて結果が出ていないのなら、思考を変えないと同じことの繰り返しです。

 きちんとやってきた子が、本番を意識して勉強するだけで変わるはずです。

 「この問題と似ている問題が試験で出たら、絶対にできるようにしよう」と言う意識です。

 このように、目的と手段が混同しているケースが、勉強や習い事に限らず沢山あるような気がします。


 家庭学習手段で、試験で目標点を取ることが目的。

 志望校合格は手段で、進学校で充実した生活を送ることが目的。

 一生懸命頑張ることは手段で、人間的成長が目的。


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