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面積って何? [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 「面積って何?」と聞いてみてください。

 小学4年生の秋ごろに面積を初めて習い、1?を知ることになります。

 その時は、長方形と正方形の面積を勉強します。

 小学5年生で、色々な四角形と三角形の面積。

 つまり、平行四辺形、三角形、ひし形、台形の面積を勉強します。

 そして円の面積は小学6年生で勉強します。

 小学5年生以上の子に「面積って何?」と聞いてみると、色々な事を言うと思います。

 「長方形の面積は?」と聞いて、「縦かける横」と答える子がいたら、「どうして」と聞きます。

 答えられなかったり、「公式だから」と答えたりしたら、「横かける縦ではダメ?」と聞いてみてください。

 そこで、考え込んだり、「ダメ」と答えたりするようならば危険信号です。

 解らなくても答えが出ればいいと、思っているかもしれないからです。

 答えが出ればいいという子は、見ることと、考えることに重きを置かず、やり方を暗記する方向へ向かいます。


 やり方を暗記する子は、「勉強して忘れる」を繰り返します。

 さらに、「やったことがないから解らない」と、初見の問題を解くことどころか、解こうともしなくなります。

 試験前は、「ここは出る」とか「ここは出ない」となります。

 それは、やった問題、つまりやり方を暗記した問題しか解けないからです。

 勉強ができる子は、やり方を覚えませんから、やり方を忘れることはありません。

 だから、初見の問題でも解くことが出来るのです。


 テストで、「□に当てはまる言葉を書きなさい。長方形の面積=□×□」という問題があった時、その問題で得点が取れなくても、「面積は広さのことで、1辺が1㎝の正方形の面積を1?と言い、それが何個あるかで面積が求められる」と解っている方が大切であることは言うまでもありません。

 「縦×横」と公式を覚えて、面積を計算して得点を取ることが出来たとしても、意味が解ってなければ何にもなりません。

 テストの点数と理解度は異なります。

 従って、点数が良くても、数年後にできなくなる子もいます。

 逆に、点数が悪くても、少しずつ頭角を現してくる子もいるのです。


 小学3,4年生のころまでには、見て考える癖をつけたいところです。

 やり方を覚える勉強法になってしまうと、そこから抜け出すのに何年もかかる子もいます。

 試験の点数にこだわり過ぎたり、結果で叱ったり、親が「覚えればできる」と言っていると悪い方向に進むことが多くあります。

 大げさかもしれませんが、人生を左右するかもしれません。

 私は中学2年生くらいまでは試験の点数を重視しません。

 理解しているかを重視しています。

 しかし、当然のことですが親は結果が悪いと不安なります。

 見て考える癖がついているのか、今の勉強について理解しているのかは、判りにくいものです。

 ぜひ相談してください。

 こんなことを言うと、まずいかもしれませんが、学習塾(先生)によっては、やり方を教えるだけの授業をしているところもあります。


 「面積って何?」と聞いてみてください。

  「広さ!」

 「長方形の面積は?」

  「縦×横」

 「どうして」

  「1?が何個あるかが面積だから(1?が何個あるか分るから)、例えば縦に2個、横に3個の場合は、2×3で6個あるから6?」


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