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授業に集中できない [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 授業に集中できない理由は色々あります。

 ここでは、集中できる力があるのに集中しないケースを考えてみます。


◆やる気がない
 勉強の目的を持つ…将来なりたいもの、やりたいこと、叶えたい夢があればと考えますが、実際のところ小中学生でそこまで考える子は多くはないでしょう。「宇宙飛行士になりたいから勉強する」とかが該当します。

 勉強の目標を持つ…志望校合格(合格したい・不合格になりたくない)、試験の得点や学校の成績の目標を持つことが出来れば、やる気になるでしょう。これにより、やる気を持つケースは少なくないと思います。

 興味を持つ…目的も目標があれば勉強をする理由が明確となりますが、それらがないとしても、自分の興味があれば一生懸命取り組むものです。しかし、国語、数学(算数)、理科、社会、英語の教科の勉強に興味を持つことが出来るのかは分かりません。

 「なぜ」、「なに」を身につける…本来、勉強は身の回りの「なに」という好奇心、「なぜ」という疑問から、自然に学んでいくものです。それらは全ての勉強にも当てはまるものです。いつも「なに」と「なぜ」大切にしていくことが一番効果かと考えます。


◆やる気がある
 「大丈夫、解っている」と思わない…私は、これについて「大丈夫」、「問題ない」、「解っている」などと思うと、話を聞けなくなる。それらは自信を持つために使用する言葉であるにも関わらず、話を聞かない理由として使用すると、それ以上の成長は望めなくなります。

 理由が大切と考える…理由を考え理解することで、学びは身に付き、それを利用して新たな問題を解決していくことが出来ます。ところが、目の前の答えが出ればいいという考えが身についていると、「理由はどうでもいいから、やり方を教えて!」となってしまいます。そうなると、勉強の本質である「どうして」の時は話を聞く気になりません。「この問題はこうやる」の時だけ話を聞こうとします。


 最近、やる気があるのに授業に集中しない子が、少なくないことに気づきました。

 それらの子に共通しているのは、やり方を覚えて問題を解き、それを繰り返すことです。

 従って、次々と覚えては忘れを繰り返すのです。

 そうなってしまう原因として、答えを出すことへの執着が強いことがあります。

 答えを出すためには、理由がわからなくても、解く過程が滅茶苦茶でも構わないのです。

 学力が伸びることや、人間力をつけることは、理由と過程に影響されると私は考えています。

 一生懸命、長時間勉強しても結果に結びつかないのは、そのためである可能性が高いと思います。

 興味関心を引く授業、楽しく参加できる授業を心掛け、「なぜ」、「なに」を引き出し、理由と過程を重視して「どうして」と考えさせらせるよう、未熟な自分自身の授業力を高めていきたいです。


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