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困っていることが解ると改善できる [◆徒然なるままに 「自分らしく生きる」]

 授業では一人ひとりの塾生が、どこが解らないのか、どこで困っているのかを観察しています。

 出来ない理由が解らなければ、何もすることが出来ません。

 それは、子供達が問題に書いてあることが解らないことで、答を出せないことに似ています。

 又、お医者さんが原因を特定できないことで、治療できないのと同じです。


 子供達が問題を解けない理由は様々です。

 言葉(語句)が解らない。知識が不足している。基本事項を理解していない。問題を整理できない。問題の意味が解らない。解ったことからさらに解ることに気づかない。何を考えればいいか分からない。何を求めているのか分からない。数学ならば計算ができなかったり、単位を間違ったりする。

 ここで大切なことは、解けない理由には、“やり方がわからない”とか、“やり方を忘れている”は無いということです。

 従って、やり方を覚える勉強では学力をつけられないのです。

 小学生の時に「やり方が分からない」と言っていた子が、中3になり「意味が解らない」と言うようになりました。

 その子は、これから勉強以外でも伸びていけると思います。


 さて、問題を解くのに、どこで困っているのかが解かれば、そこをクリアすることで問題を解決できるはずです。

 勉強で問題を解くこと同様に、社会に出た時も、困っていること、大変なこと、辛いことをクリアしていくことが出来れば改善出来て、仕事の効率が良くなるはずです。

 そのために、ものごとのみかたや考え方の単純化と標準化がポイントとなるでしょう。

 我々が子供たちにやっていることは、勉強を通して人生を豊かにすることだと思っています。


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