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勉強って何? その1 [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 「勉強しなさい」、「勉強してるよ」、「勉強するからね」

 ところで、ここで言う“勉強”とはいったい何でしょうか?

 中学校(義務教育学校)の定期試験、殆どの学校は試験日に合わせて課題を提出させています。
何のために課題を課しているのか、私にははっきりとわかりません。

 学力をつけるため
 試験勉強をさせるため
 成績に加点するため(点数が悪かった場合の救済措置?)
 成績から減点するため(未提出だと評定が下がるケースが多い)

 試験前の課題の不思議なところは、全員一律同じ課題が出されるということです。

 試験前に出される課題と言うことは、少なくとも試験勉強の一環という意味合いと考えられます。


 ところが、得点が平均点に満たない生徒は、できない問題が多くあります。

 しかし、提出期限があるために、できない問題は解答を赤ペンで移す作業に終始します。

 解らないこと、提出期限があること、提出しないと成績が下がること等の理由で、どうして間違ったかを考えることは難しいです。

 試験前に一生懸命に解答を映している姿を見て親は、「勉強をしている」と思われるかもしれませんが、作業をしているにすぎません。


 かたや、90点以上を取る生徒は課題を利用することが出来ます。

 間違った問題や解らなかった問題を解き直したり、解説を読んで学んだりすることが出来ます。

 でも、彼らは自分で学べるために、自分でやりたい試験勉強があるのに、課題提出の為の勉強をしなければならないのです。


 問題は、70点前後が目標点となる生徒です。

 課題の中には難しい問題もあり、その難しい問題が出来なくて多くの時間をそこに費やしてしまいます。

 そして、基本問題の確認が疎かになり、得点が伸びないということがあります。

 難しい問題が出来なくても、教科書レベルの基本問題と少し難しめの問題がしっかり解けていれば、80点、90点と得点は取れるのです。

 しかし、課題の中の出来ない問題が気になってしまうのです。

 自分の力を発揮するためには、できる問題を確実に解くことなのです。


 このように、定期試験前の課題は、殆どの子供たちの負担になっている気がしてなりません。

 効果が出ればいいのですが、期待された効果があるとは思えないのです。

(つづく

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