SSブログ

定期試験で出すと言われた問題が難し過ぎ [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 中学生の定期試験(定期考査)で、「この問題を出す」と言われた問題が難しくて困ったことがありませんか?

 今回の試験でもいくつかそのような問題の質問をされました。

 子供たちは「出す」と言われると一生懸命にその問題に取りかかります。それ自体は悪いことではないのですが、9教科の試験勉強をしていく中で、その難問1問に時間を費やすことになることには問題を感じます。

 1週間で1通り試験範囲の復習をしようと計画を立てていくと、学校と塾以外に1日5時間勉強をしたとして、5時間×7日=35時間。土日はもっとできますから40時間と仮定すると、実技4教科が2時間×4教科=8時間。残り32時間ですから英数国理社は1教科6時間程度となります。学校の課題も仕上げる必要がありますから1教科当たりの勉強時間はあと少し減ると考えられます。

 その中で1時間では理解できない(解けない)問題を「出す」と言われてしまうと、子供たちはつらいだろうと思います。

 しかも、勉強しても結局その問題で得点を取れない場合は努力が報われません。

 さらに、その難問に時間を費やしたため、基本練習の時間が減り得点が伸び悩むということがおきるのです。

 試験については目標点数を決めて勉強をすることが必須です。

 平均点(60点)が目標ならば、難問を「出す」と言われても一切触れる必要はありません。それよりも教科書とノートを中心とした学習で、基礎基本の理解と反復練習を徹底することです。応用発展の問題、まして教科書よりかなりレベルの高い問題については、平均点目標の場合は手を出さないことです。基礎基本は次の試験、次の学年につながりますので、そこを固めることをお勧めします。

 80点目標の人も難問に時間を割くことは不要です。まず自分自身が解ること、できる問題を増やすことです。その難問を含めて解らない問題は後回しにして学習を進めることです。やまを張る学習ではなく基礎基本は全て学習してください。重要事項のチェックを全て終えた後で、できない問題に取り掛かることです。もちろん難しい問題はできなくても構わないという気持ちでOKです。

 90点以上が目標の人は最終的に発展問題、難問にも取り掛かることになると思います。そのために全ての学習を済ませて問題もできるようになることが前提です。

 つまり、平均点から80点目標の人は『解ることを増やす』勉強をする。解らないことできない問題があっても構いません。90点以上を目標とする人は『解らないことを減らす』勉強となります。

 くれぐれも「出す」と言われた難問、難しい問題の勉強で貴重な学習時間を無駄にしないことです。


コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。