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受験校の決定は買物と同じ [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 受験校の決定は買物と同じです。本当に欲しい物を買いましょう。

 受験の良いところは自分が入りたい学校に頑張れば入れるところです。

 ところが私は2つのことに問題を感じています。


 1つは学校選びです。せっかく学校を選ぶことができるのに「どこでも良い」と考えるのはもったいないことです。

 特に私立学校はそれぞれの個性があり、かなり学校生活も学習指導も異なります。1度しかない中高生時代を楽しく充実した時期として過ごすことは、その後の人間形成の部分で重要です。

 他の人にとって良い学校でも、他の人にとって合わない学校でも、あなた自身に合うかどうかが大切です。ホームページを見て、学校見学をして、説明を聞いて、担当の先生の話を聞いて吟味してください。


 2つ目は学習塾が自塾の合格実績を出すために、行きたい学校ではない学校を受検させることです。

 学習塾の都合で受験校を決めることは、どうしても私は賛同できません。

 合格できると思っていなかった学校に合格できてうれしいとか、諦めていた学校に入れたとか、それがその人にとって良いことであるならば問題ありません。

 しかし、1ランク上の学校に合格でるとしても、本当に自分が生きたい学校なのか考えてみてください。自分が思い描く学校と異なるとしたら行きたい学校へとなると思います。

 学習塾が合格実績を出すことを目的として、合格実績として提示できるレベルの学校を受けさせること、それが受験生自身の望むことであるならば、利害が一致しますので問題は生じません。

 しかし、受験生が本当に行きたい学校でないにも関わらず受けさせるとしたら、本人の意思はどこへ行ってしまうのでしょうか。


 買物も本当に欲しい物を買いたいはずです。

 1ランク上の物を買うことができたとしても、本当に欲しい物とは別の物です。

 それを、お店の都合で1ランク上の物を買わせられたらどうでしょうか?

 実際に買ってみて良かったということもあるでしょう。

 しかし、それはお客のことを考えて売ったのではなく完全にお店の都合なのです。時にはお客様にとって不要な物を売ることもあるのです。

 お客様の話を聞いて「それならばこちらの方がお客様にあっていますよ」と勧めたいものです。


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