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部活動と勉強の両立⑤ ~技術や学力だけでは幸せは訪れない~ [★感謝と成長 「夢をあきらめない」]

※部活動と勉強の両立④ ~指導者に課せられたもう一つの役割~ の続き


指導者は、技術だけ教えるわけではない。心の教育が必ずそれに伴うはずだ。それができなければ、優勝しっぱなしではないだろうか。優勝してその後子供たちはどうなってしまうのだろうか、心の教育がされていない部活動だけ一生懸命にやってきた子たちは、この先どのように生きていくのだろうか。

プロスポーツ選手もそうだ。そのスポーツを20年30年とやってきて、引退や解雇。そのごの生活はどうなるのだろうか。

学習塾も同様だ、勉強させてテクニックや合格の極意を身に付けさせて、合格!でも入学した後、どれだけの子供たちが止めずに頑張っていけるのだろうか。不釣り合いな学校や合わない学校へ、ただ有名校と言うだけで入学してダメになってしまっては身もふたもない。

かなり前の事だが、東大生が講師を希望して応募してきたが、不採用とした。理由は簡単である。勉強はできるが子供たちを育てることはできないと思ったからだ。医学部の学生だったので、今頃医師になっているかもしれないが、学力と心のバランスが取れていないと判断した。

「我々は勉強だけできればいい」という考えは捨てなければいけない。学力と共に人間力を高めていく指導をしていかねば、子供たちの幸せはないと私は考えている。

ある意味、いぶき学院は勉強部という部活動であり、私はその顧問であり監督だと思う。志望校合格という目標に向けて指導する。成績が上がるほど、学力が伸びるほど、大切になってくるのはそれに伴う人間的成長だ。

ただ頭が良いだけで、人としての基本行動ができていなければ、社会に出てから人のために働けない。多くの人に「ありがとう」と言われ、社会の役に立つ人間になれない。人は他人の役に立つことで、自分自身の存在価値を見出す。人は苦しい時に助けられ、人のありがたみを知り感謝する。だから人のために自分も頑張れる。

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