品川区大井町の学習塾

ここ５数年、大井町の学習塾が減ってきている。大井町エリアから撤退したり塾を閉めたりで、私が知っているだけで、６塾は確実に減っている。全て中小塾である。残っている学習塾は大手やフランチャイズがほとんどだ。いぶき学院は大井町エリアに取り残された地元密着の学習塾のひとつということだ。
見方によっては、ライバルが減っていることになるが、私はすごく寂しいし残念で仕方がない。私は「子供の数だけ学習塾があって良い。」と考えているからだ。子供は一人ひとり学力も性格も目指す目標も異なる。ならばそれに合う学習塾があって良いはずだ。学習塾が減るとそれだけ選択肢が減ってしまう。その子に合う学習塾が無くなってしまうかもしれない。だから「無くなって良い塾はない。」とも思っている。（しかし、少し首を傾げざるを得ない塾もあるので是非、そのような塾は改善していただきたい。）
もちろん、いぶき学院は自信を持って運営している。自分の子や親戚、友人の子はみんな、いぶき学院で世話をしたいと思っている。「他塾には負けない。」という気持ちは強い。ただ、いぶき学院に合わない子もいる。現に何人か他塾（大井町から教育を考える会会員塾・全日本私塾教育ネットワーク会員塾）に紹介したこともある。又、逆に他塾から紹介されて入塾した子も何人もいる。大手には、そこにいる先生の顔が見えないので紹介できない。
学習塾の役割として私は地域を良くすること、日本を良くすることがあると考えている。沢山の学習塾が力を合わせて子供の指導に当たれば、間違いなく子供達は変わる。そのために、大井町から教育を考える会を発足し活動している。大手やフランチャイズの塾さん達にも参加していただき、子供達の未来のために力を合わせていきたいものだ。
地域の教育の質を高めることも考えている。それは学校との連携だ。いじめや不登校、生活の乱れ、学力向上、進路指導・・・一緒にやっていけるところはたくさんある。いや、一緒にやっていかなければいけない。
どちらにしても学習塾、特に地域密着の中小塾が無くなることは、大井町にとっても日本にとっても良いこととは思えない。