SSブログ

途中式は学力を高める [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 「数学(算数)が苦手な子は、途中式を書かない」、「途中式を書かない子は、数学(算数)が苦手」なことは間違いありません。

 授業では途中式を書かせるようにしています。得意な子は書けるのですが、やはり苦手な子は書かないです。

 私が考える書かない理由は次の3つです。

 ①授業中に話を聞いていないため言われたとおりにできない。

 ②得意な子が直ぐ答えを言えるのを真似して途中式を省く。

 ③途中式の書き方がわからない。

 そこで、授業で話を聞かせる工夫をしたり、何度も言ったりしました。

 できる子の真似をしてはいけない、途中式は1か所だけ簡単にして、あとは上から下に写すだけと話します。

 すると、できる子は途中式が益々良い感じとなり、さらにできるようになるのですが、苦手な子はそれでも途中式を書けないのです。

 と言うことは、途中式を書かない理由は別にあるということです。

 実は途中式を書かないのではなく、書けないのです。

 途中式を書くためには、元の式の意味を理解していなければ書くことはできません。

 「この式はこういう意味だからこうなる」と解からないと書くことができません。

 従って、途中式を書ける子は意味を理解する練習となり、どんどん勉強ができるようになっていきます。

 意味が解っていないのに、話を聞かせて書き方を教えても改善されません。

 たかが計算かもしれませんが、数学の試験は「計算力で決まる」のです。

 計算は意味を考え途中式をかけるようにしていくと上達します。

 そして、それらは文章題や図形の問題につながるのです。


コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。