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学力がついても合格できない “合格の秘訣” [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 どんなに勉強をしても、偏差値が上がらない。

 学力がついたと思っても、模擬テストの結果は変わっていない。

 それらは、学力と得点力が異なることから起きるものです。


 私が自動車の免許を取得した時のことです。

 自分で言うのも何ですが、路上教習を受けている自分が本当にへたくそで、このまま免許を取って1人で道路を運転することを想像すると、ぞっとしてしまうほどでした。

 従って、ついに次は卒業検定という日のことです。

 私は卒業検定を受ける気が無く、もっと練習をしてからと思っていたのですが、教官の一言で卒業検定を受ける決断をすることになります。

 その一言は「どうせ受からないだろうけど受けてみるか」です。

 そして、卒業検定を受けた私はギリギリ合格となり、本試験に向かうことになります。

 へたくそでも合格はできると私は思っていました。

 自分でもできることは全てやり、運転がへたくそでも、走りがスムーズでなくとも、ゆっくりと確実に安全確認もしっかりやりました。

 教官の「ちぇっ、合格だよ」という言葉に、心の中でほくそ笑む自分が有りました。

 ただし、予想通り路上で運転を始めた私は、事故こそ起こしませんでしたが、毎日クラクションを鳴らされ、「へたくそ」と怒鳴られ、かなり危険な経験をすることにもなりました。

 やはり実力をつけて合格したいものですね。


 私が免許を取れたのは、自分ができることだけは間違えないようにしただけで、できないことはできなくてよいと思い、とにかく目標である合格点を取ることに集中したからです。

 私は試験も同様であると思っています。

 合格するには高得点は必要が無いこと、必要なのは合格点であることを忘れてはいけません。

 いつも、自分ができる問題は絶対に落とさないことだけ考えればいいのです。

 少し学力がついてきたと思うと、いつも手を付けなかった難しい問題に手を付けて結局できない。

 しかも、いつもできていた簡単な問題でミスをする。

 かえって偏差値が下がってしまう。

 学力はついているのに、偏差値が下がるという現象が生まれます。

 そうなると、時として自信を無くし、やる気も無くし、志望校のランクを下げるということにも成り兼ねません。

 今の自分の学力で、できる問題だけ確実に間違えずにクリアすることを考えてみてください。

 終わった模擬テストを出してきて答案を見て、できる問題でミスはなかったか、できない問題に時間をかけて(手をつけて)しまっていないかを確認してみましょう。

 もし、できない問題をやらずに、できる問題が全部正解ならばと考えてみてください。

 偏差値は上がっている人は結構いるのではないでしょうか。

 頑張って勉強をして、学力がついたなら、その学力相応の出来る問題を確実に取っていくようにしましょう。

 志望校合格の秘訣は、当たり前ですよね。

 自分ができる問題を確実にとることです。

 目指すのは高得点ではなく、“合格点”です。



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