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疎外感と一体感 [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

9月から12月には、多くのイベントが開催され、大井町から教育を考える会の相談会もそのうちの1つです。いぶき学院のイベントもあり、休みがあまり取れないのが当たり前となっています。

心身ともに疲れはしますが、そこで多くの人と出会い多くの事を学ぶことで、新しい発想につながっていることは確かです。体を労わりつつ、引き続き色々な方のお話をおうかがいしていきたいと考えています。


ところが、イベントの中には「もう2度と参加したくない」と思うものもあります。もちろん「また必ず参加したい」と思うものもあります。

この違いはどこから来るのだろうと考えてみて、たどり着いた結論は、“疎外感”を感じるか、“一体感”を感じるかということです。

全てがオープンで出席者全員が参加者になるような会は“一体感”を感じることができます。


たとえば、会場(受付)に行くと、顔を見るなり元気良く「こんにちは」と挨拶され迎え入れられる。礼儀とけじめと感謝の気持ちが伝わってくるイベントです。

そのためには、運営サイドが統一された目的持っていること、責任の所在が明確で指示系統にぶれがないことが必要かなと思います。

大げさな話になってしまいましたが、友達と会って少人数で食事をする場合でも、自分の知らない人がいると、紹介してもらうか自己紹介し合うまで、私はなかなか打ち解けることができません。そこにいる人がどういう人なのか分かると気が楽になり、全員で盛り上がれるようになります。

また、良くやってしまうことですが、同郷の人だと分かると、その人と自分しか分からない話をしてしまいます。しかも、互いに知っている話は楽しく、しばらく2人だけの会話になってしまうのです。

そうすると、周りの人に“疎外感”が生まれてしまいます。“疎外感”が生まれないようにするには、周りの人に「実は彼は同郷で、しかも実家が近所なんです」と説明をします。そして、2人の会話に解説を入れつつ話を進め、時には「あなたの故郷ではどうですか」と振ってみると、みんなで盛り上がることができる話があるはずです。

でも、つい2人だけの会話になってしまうのです。


以前、御茶ノ水でラーメン屋さんに1人で入った時のことです。ドアを開け、空いている席が奥の方に有ったので入って行きカウンターに座ったのですが、「いらっしゃいませ」もなく、水が出てくるわけでもなく、注文を聞かれることもなく数分経過しました。凄く寂しい気持ちになり外に出たことがありました。そこで感じたのは“疎外感”でした。


自分を受け入れてくれない。解ってくれない。無視されている。存在自体に気がついてくれない。見向きもしてくれない。こんなに頑張っているのに・・・。

“疎外感”ほど辛いものは無いかもしれません。

誰でもこの世の中に必要な存在で、役割を持って生まれてきたのは間違いありません。ですから、疎外される理由は有りません。自信を持って生きていきたいです。

そのためには、今在る自分は多くの人に生かされているという現実を受け止め、自分に関わる人達に感謝の気持ちを持って人と接していくことだと考えます。

「ようこそ」、「こちらこそありがとう」
「これからもよろしく」、「こちらこそよろしく」


どんなに立派なイベントであったとしても、そこには人と人とのつながりがあるはずです。大切なのは、何をやるかではなく“一体感”ではないでしょうか。

イベントに行くか行かないかの判断は、『何をやるか』ではなく『誰がやるか』で判断している自分がいます。

少なくとも、私は常に感謝の気持ちをもって“一体感”を感じ、みんなと共に過ごしたいと思います。


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