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不思議への寄り道 [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

志望校合格が目的であるならば、合格をするためにどうしたらいいかを考え、その最短距離を目指すことが合理的かもしれないが、私は不思議を大切にして少し寄り道をしたい。

合格の先にあること、人の成長と未来の幸せを考えるとこちらの方が合理的だと考えるからだ。


受験生の授業はどうも面白くない。

身の回りには不思議が一杯で「どうしただろう」、「なぜだろう」が沢山ある。

もちろん、学校の勉強の中にも不思議がいっぱいだ。

ところが受験を控え、塾生が不思議に思っていることでも、興味があることでも、『学校の試験に出る出ない、都立入試に出る出ない』を優先せざるを得ない。

「これは出るからね。」、「ここまでは必要ないから。」となってしまう。

それに対して中学受験をしない小学生は、受験や試験に邪魔されず、不思議一杯の世界を堪能できる。しかも教えない授業をしていると、教科書に書いていない考え方や発想が飛び出してくる。

説明をさせると、日本語の使い方がおかしかったり、説明が不十分だったりしても、何を言わんとしているかはわかるので、それを受け入れてあげると次から次へとそれらは出てくる。

こちらが教えてしまえば新しい発想は出てこない。

こちらがわかってあげなければ新しい発想を出そうとしない。

教えず、わかってあげさえすれば、子供の可能性は本当に無限大であると気づかされる。

出てきた発想をみんなで考え意見を出し合う。そして「なるほど」が生まれるのだ。


『試験』は時に、自分を奮い立たせてくれたり、自分の学力向上に役に立ったり、自己成長にもつながる。

しかし、自分の中にある不思議を無視して結果を追い求めることは、試験の結果しか得ることができないかもしれない。


先にある大きな夢を実現するために、我々は全ての事から学べる事を知り、物事の見方考え方を変えて新たな発見を積み重ねることで、未来を創造していきたいものだ。

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