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伸びる人、伸びない人④ “釈迦に説法”は有り! [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 『釈迦に説法』ということわざがあります。調べると「その道のことを知り尽くしている人に、それを教しえようとする愚かさのたとえ。」と出てきますが、教えようとするから愚かになるのではないでしょうか。

 中学生に「6÷2=3になるんだよ。わかった。」と教えることは愚かになるかもしれませんが、「6÷2=3になるんだよ。どうして?」と理由を考えさせたり、わかっているかどうかをチェックしたりすることは愚かとは思いません。

 その道のことを知り尽くしている人に、それに対する自分の考えや思いを伝えることは愚かではなく、その話の中には、その道を知り尽くしている人にとっても参考になる事があると思うのです。

 しかも、その道のことを知り尽くしている人に、その道の話をすると良く聞いてくれたりします。きっと、知り尽くしていると思っていないのではないでしょうか。だから、益々その道を極めることに近づいていけるのかなと思うのです。

 『釈迦に説法』は有り!と思うのです。説法をする方もされる方も勉強になると考えるからです。相手がお釈迦様だから説法をするのはやめようと、説法をしなければ何も生まれません。そもそも、相手がお釈迦様かどうかわかりません。それを気にしていたら何も言えなくなってしまいます。

 私は、相手がどんなに偉い人でも思っていることを正直に話そうと思っています。そして、おかしいものはおかしい、正しいものは正しいと言っているつもりです。本当に偉い人は受け止めてくれて、助言をしてくれるものですが、結構「わかっている」ようで、わかっていない人は多くいるものです。お釈迦様かどうかを吟味するよりも、説法をしてしまった方が良い方向に物事が進みます。

 自分の方が詳しく知っていることこそほど聞く耳を持ち、話してくれる方に対して感謝の気持ちを持ちたいものです。


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