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伸びる人、伸びない人③ “わかってます”の壁を取り払え! [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 わかっているのに話を聞くことができる人は、伸びる人です。
 わかっていないのに話を聞けない人は、伸びない人です。

 私は「STEP勇気づけセミナー」という責任感のある自律した子供を育むための、親向けのセミナーのリーダーをしています。

 この「STEP勇気づけセミナー」と出会ったのは昭和の時代ですから30年以上前になります。まずセミナーを受講、その後リーダー研修を受けてリーダーの資格を取りました。

 それから何度かセミナーを開催して、いぶき学院でセミナーを開催したいと本部に連絡したところ「しばらく開催していないので、リーダー研修をもう一度受けた方がいい。」と言われ、受けなくても「わかってるよ!」と心の中で叫ぶ自分がありました。渋々、1泊2日のリーダー研修に行くことに・・・。

 その時の受講者は私を含めて5人ほどだったと記憶しています。もともと「STEP勇気づけセミナー」は多くても10人程度で行うものですので、リーダー研修も少人数である事は予想していました。

 その時の研修担当はTさんで、そのTさんの話を聞き、研修を受け、自分が「わかってる。」と思っていたことが根底か覆されました。全然解っていない自分に気づくとともに、「STEP勇気づけセミナー」の奥の深さを知り、本当に叩きのめされた感がありました。「わかってる。」は「わかってない。」なのです。(Tさんは凄い人です。私は恩人であり師匠と思っています。)

 「わかってる。」と思ったら、それ以上、それについて学ぼうという意思は消えます。「わかってる。」と思っていることについて、間違っていたり知識不足だったりすることを知るのが怖いのです。自信がある事だから、他から色々言われたくないし聞きたくない。それで自信を喪失したくないからです。

 むしろ「わかってる。」と思っていることこそ、色々な人から話を聞き学ぶ必要があるのです。それは、「わかっている。」ということを言い訳に学ぶことをやめている自分を知り、「わかっている。」ことを本当の自分の強みにするためです。

 自信は大切ですが、自信過剰は命とりです。

 物事を極めようとしている人は「わかってる。」とは絶対言わないはずです。

 「わかってる。」という壁をつくり、成長を止めてはいけません。常に“未熟な自分”と向き合って自分を高めたいものです。


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