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夏休みの自由研究 [★親学・子育て 「親子のコミュニケーション」]

夏休みの自由研究

夏休みが終わるころ
「まだ終わっていない」と大騒ぎをするご家庭もあるだろう。


1.題材はどこにでもある
自由研究は、子供たちが「なぜ?」、「どうして?」と考えたことについて、
それこそ自由にレポートすればいい。

研究の題材は目の前にある。
子どもが不思議に思ったこと、興味を持ったもの何でもかまわない。

たとえば、家の中にもたくさんある。
「時計」を見て興味を持てば、「時計の仕組み」、「時計の歴史」、「時の表し方」、「大昔の人はどのように時を知ったのか」・・・
「テレビ」に興味を持てば、同様に「仕組み」、「歴史」、「番組」、「俳優や出演者」・・・
どんな事でも研究材料になる。
実験ができなくても調べる事でも十分だ。
そして、自分で考えたこと思ったことが書ければすばらしと思う。


2.題材のヒントは与えても、やってあげない
「不思議に思うこと、興味があるものはある?」
「好きなこと、好きなものはある?」
何か言ってきたら、
「どうしてそう思うの?」
さらに
「他には何かある?」
そして
「今までの中で、一番面白そうなものは何かな?」
自分で決断
「それを調べてみるんだね!」


3.誰も手伝わない
たとえ、最終的に提出できないとしても
親があれこれ考えて手伝う必要はない。

出さないと、先生に叱られるとか、成績が下がるとか
かっこいいものでないと、はずかしいとか

そういうことより、大切なことがある。

自分で考えて、自分の力で行う事だ。

親から見て、どんなに大したことがないことでも
子どもにとっては、すごく大変な思いで、一生懸命にやったことであるならば、それでいいのではないか。

親だからこそ、
手伝うのではなく、
子どもが一生懸命にやったことを、認めてあげて欲しい。わかってあげて欲しい。
友達が何と言っても、
学校の先生の評価が低くても、
親が自分の子供をわかってあげないで、他に誰がわかってあげられるのだろうか。

親ができることは、やってあげることではなく、認めることだ。

もし、提出できなければ、
子どもは提出できなかったという結果を受け入れることができる。
そして、これからどうすれば良いか考えることができる。

親が手伝って終わらせてしまえば、その場は丸く収まるかもしれない。

しかし、
やってあげてしまえば、子供の自主性、自立心、責任感、自信、失敗を糧に成長すること・・・すべてを奪ってしまうことになる。

自分でやらせること、親か゛責任を取らないことをすれば、
子供たちは自立し、責任感のある人間に育っていくだろう。
そして、自分の子供の自由研究や宿題も肩代わりはしないだろう。

子供たちの将来、未来の社会は、我々大人の接し方次第で変わっていくものだと思う。


4.最後に
題材や調べ方、実験法などはインターネットでいくらでも検索できる。
しかも、お金を払えば、やってくれる人もいる。

しかし、子供たちの素朴な疑問を大切にし、子供たちの頑張りを認めてあげる事は、
自由研究だからこそできる人間教育であると思う。

私も、題材のヒントは出しても手伝わない。
学校の宿題でわからない問題の質問は受けても、もちろん代わりにやってあげたことはない。





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