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授業の濃淡 [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

授業には濃淡がある。

全てが同じ濃さではない。
ある部分は濃く、ある部分は薄い。

「重要」、「大切」、「ポイント」とはいったい何か。
私は、わからないとその後のことが分からなくなるところ(わかると色々なことが分かるところ)だと考えている。決して公式のことではない。


Aというのはこういうことで、 AにはBとCがあって、 Bはこうで、Cはこう。 どうしてそうなるかというと、こうだから。 ということは、どうなるかな。 こうなるだろ。 だから、こうじゃないか。
というように言葉の概念と、そこからわかることとその理由を理解させるのが理科。

問題に何て書いてあるかな。 それはどんな意味かな。 そこからわかることは何かな。 と言うことはどうなる。
というのが数学の問題解説。


これはどうなると思う。 これはどんな意味かな。 と言うことはどうなる。 たとえば、こういうときのことを考えてみようか。 すると、これはどうなる。 だから結局これは、こういうことなんだよ。 そのときに注意することは、こういうことなんだ。 どうしてかというと、こういう理由だから。
というのが数学の授業。


これはこうなるから、こうなって、ああなって、こうなる。 次に、この場合はこうなり、 こんな場合はこうなる。 さらに、これはこうなるから答えはこうである。 わかったか。
という授業は最悪。濃淡がない。
濃淡がないというのは、体系的でないこと。
まずこれは、次にこれは、さらにこれは・・・と続いてしまう。
ポイントが不明確。
目的がなく、理由がわからない。


授業は、
①目的を明確にする。
②考えさせる。
③言葉の概念・定義・意味を伝える。
④そこからわかることを考えさせる。
⑤全ての事の理由を理解させる。
⑥単純化(ポイントの明確化)をする。
※これらを体系的に組み立てる。
※いかに教えないか(考えさせるか)が大切。
※例え(身近な例)で考えさせると理解しやすい。
※理解できていないとき、どうして理解できないかを考える。
※理解させるときの説明(例え)は複数用意する。色々な切り口から考えさせる。
※重要なこと(語句)は何度も言う。

と思いつきで、わけのわからない事を書いてしまいましたが、
子供たちが学習(物事)を理解できない理由は、彼らの頭の中の情報に濃淡が無いからではないか。
そんな気がしてならないのです。

全部の語句が同じように重要で、全部のことに理由が存在しない。
与えられたことは覚えようとするが、自分から考えて得ようとしない。
だから、学習効率が悪い。忘れる。応用力がない。
そんな気がするのです。

その思考回路を組み替える作業をしてあげないと、一生そういうものの考え方になってしまう。
一人ひとりの塾生の思考回路をチェックして、効率よく学び、人として成長できるように頑張っていきたい。


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