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志望校を変更する勇気「都立高校の願書取り下げ」 [★感謝と成長 「夢をあきらめない」]

さあ、都立高校の一般入試の願書が出されて倍率が発表になりました。

私は、「絶対に行きたい高校」と「絶対に受かる高校」を受験するように指導しています。
いぶき学院は、合格実績を稼ぐために行きたくない上位の高校を受けさせることは一切しません。成績と学力を上げて、行きたい高校を受験してもらいます。

ただ、学校の成績と模擬テストのデータから計算して出した数値が、1000点満点で-100点と言うことになれば、倍率が1.00倍を切るかそれに近い状況でない限りまず合格はありません。-30点でも合格確率は40%に満たないでしょう。合格基準点ちょうどでも合格確率は60%です。合格圏に入っていてもほぼ五分五分の勝負です。

「絶対に都立高校に行く。私立高校は行かない。」と決めている場合は、安全策を取るべきでしょう。

問題は、「本当は都立に行きたいけど、不合格ならば私立に行くことも有り」というケース。合格基準に20点ほど足りなく、倍率も2倍前後。
「ひょっとすると受かるかもしれない」とか「受験はやってみなければわからない」という考えかたもあります。勝負に出て実際に受かったケースもあります。ただ、そのようなケースは稀であると考えてください。不合格となった場合に「受けなければよかった」となるならば無理をして受けてはいけません。

それでも受けるならば、①家族会議で私立を覚悟すること、②あと2週間を、かつて経験したこともないような学習をする。これでだめならスッパリと気持ちよく私立で頑張ると切り替えられるようにする。もちろん合格できればOK。

合格の可能性が薄いA高校。1つ下げて受かる可能性があるB高校。2つ下げると絶対受かると思われるC高校。第一志望はA高校。
一番楽な決断は、A高校を受験して不合格なら私立高校。
一番辛いのは、1つ下げてB高校を受験すること。A高校ならば不合格でも言い訳ができる。「やっぱり難しかった」と。ひょっとしたら「良く挑戦したね」と褒められるかもしれない。
しかし、B高校にすると合格が大前提。不合格したら言い訳ができない。「困難なA高校にチャレンジせずにB高校に不合格?」と言うことになる。
だから、猛勉強をして、B高校に合格するのです。そして「これならばA高校できたかもしれないね。」という結果を出すのです。

“受けることより、変更することの方が勇気がいるのです”

一見、無理だと思うことに挑戦することは、かっこ良く見えるかもしれませんが、むしろ空しさが残りませんか。

数年前、小山台高校志望の子が提出前に相談しに来て、三田高校にすると言ってきました。絶対に小山台と言うことでもなかったようで、三田に願書を出して受験しました。結果は合格。本人も家族も納得しています。今も頑張って勉強しています。小山台から三田へ変更したことは、カッコ悪いことですか。むしろ小山台に挑戦して不合格の方が嫌ではありませんか。その子は小山台の合格圏でした。

人は、「無理だと思ったら夢は叶いません」、「無理と言われても、夢を追い求めれば必ず叶います」

ただし、これは都立高校受験なんです。内申で30%決まっている中で、色々なデータを鑑みて結果がかなりの確率で見えるのです。計算上、受験前に合格100%、0%ということもあるのです。失敗したら来年(浪人)が無いのが高校入試です。

とにかく、後2週間、体調を管理しながら猛勉強をして、その結果入った高校ならば、あなたにとって最高の高校になります。そこで3年間充実した日々を送り次の目標目指して進んでいくことです。

大切なのは“努力をしないで結果を求めない”、“合格通知より卒業証書”という事を肝に銘じてください。


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