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話が終わる前に帰る準備をし始める [★感謝と成長 「夢をあきらめない」]

以前勤めていた会社で、外部の研修会やセミナーに色々と出させていただいた。それが今の自分の基盤の1つとなっている。

その中で某有名コンサルタントの研修会に何度も参加した。新人研修から部長級の研修会まで出させていただいた。研修会参加者は100名以上。300名ということもあった。そこでたくさんの事を知り、多くのことを学ぶことになったのだが、今でも忘れられないことがある。それは、研修会の内容ではなく、終了となる時の様子である。

20代の私は、数年の間に色々な研修を受けさせていただいた。新入社員研修にも参加し、幹部候補と言うことで大企業の管理職の方々(本当は30歳以上限定)にももぎれこみ、200名の中で最年少で参加と言うことがあった。

その時の、新入社員と管理職の研修のギャップが凄かった。研修内容は新入社員研修とはいえ、かなり難しいお話で、どの研修に出ても私にとっては新鮮なことばかりで、宝の宝庫であった。だから、内容についてはギャップは感じなかった。

ギャップを感じたのは、研修会が終わる時だった。
新人研修は、話が終わりに近づくとバタバタとレジュメや資料わまとめ始めて、カバンの難に入れ始めるものが出てくる。講師が終了を告げる時には半分くらいの人は立ち上がり席から離れ始めている状況。ところが、管理職の研修に出た時は、終了を告げても全員がすぐに立ち上がらずにいた。

何が違うのだろうか。講師の話の問題だろうか。いや、それは違う。聞き手の気持ちの問題である。

話の最後は大切なはずで、話し手のまとめがそこであるはずである。
最後まで聞く姿勢でいれば、話す方も気持ちよく最後にいいことを言ってくれるかもしれない。
そして、話を聞こうと言う気持ちがあれば、どんな話からでも得るものは必ずあるはずた。
新入社員は命令で参加して、損かすればそれでいいと思っているのかもしれない、管理職は研修会の内容を活かして、会社での経営に役立て寝責任があるということかもしれない。

感動した映画のエンディングは最後まで、うつろに席を立たずに聞いているもので、つまらない映画はすぐに席を立ってしまうことはある。しかし、そこの研修会のレべルは高く、私にとってどれも素晴らしい内容であった。当然わかったいる内容ではなく、全く新しい斬新な内容であり、新入社員ならなおさらインパクトの強い話であったはずである。それでも、最後まで話を聞けないとなると、いつまでも出世はできないであろう。


「話は最後まで聞く習慣をつけることは非常に大切なことである。いぶきでは、終了時間が過ぎても、先生が終了を宣言するまで片付け始めないのは、当たり前のルールである。終わり間際に時計をちら見したり、「先生時間だよ」などと塾生が言ったら許さない。

1/15に渡辺塾の渡辺先生の特別講座があった。終了時間を25分以上オーバーしたが、誰も「時間過ぎてます」とか言わなかった。私が見ている範囲では、皆(実は2人ほど睡魔と闘っていたが)が真剣に聞いていた。それは、渡辺先生の力量があることで引き塾生を付けていたことと、渡辺先生の一生懸命さが塾生に伝わったこともも大いに関係することではあるが、塾生は誰一人として、片付けようとはしなかった。それは褒めてあげたい。ただ、ご家庭に心配と迷惑をおかけしたことについてはお詫び申し上げたい。

成長できる人間は、最後まで人の話を聞くことができる人間である。
どんな話でも、必ず得るものがあるのだ。それを見出すことも大切な研修でありトレーニングである。



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