SSブログ

「怒られるから静かにしなさい」? [★親学・子育て 「親子のコミュニケーション」]

ある電車の中で、子供を連れたお母さん。
子供たちが大騒ぎをしている。
同じ車両の乗客の人たちも、最初は無視していたが少し気にし始めている。
するとお母さんが、「怒られるから静かにしなさい」と子供たちに言う。

ちょっと違うんじゃない?と思う。
ちょっとまずいんじゃない?と思う。

静かにするのは、怒られるからではなくて、迷惑をかけるからです。
「一緒に乗っている人たちの迷惑になるから静かにしなさい」だと思う。

「怒られるから」では、どうして怒られるのかがわからない。理由がわからないと、怒られるかどうかがその子の行動の判断基準となってしまう。又、相手の気持ち(他人の気持ち)を考えなくなくなってしまう。

同様に「規則だから」、「きまりだから」と子供たちに言って従わせていると、理由や相手の気持ちを考えなくなってしまう。
親の言うことに従わないと悪い子になり、「嫌だ」と言うと、「とにかく親の言う通りにしなさい」と言い返す。子供の自律ははるか遠いところへ行ってしまう。

「どうして?」と言い返す子より、「はい、わかりました」と従う子の方が扱いやすいのかもしれないが、子供たちの「どうして?」を大切にしてあげたい。それが勉強にも人間関係にもすべてに通ずるものと思う。

時に親は「どうしてだと思う?」と聞いてあげて欲しい。子供の話を聞くこと、一緒に考えること、子供から学ぶことは結構多いですよ。そして、それが子の未来を育むことにつながるはずです。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0