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周りを見てごらん④:夢を描く1 [★親学・子育て 「親子のコミュニケーション」]

2014年11月20日のブログより
『人が人たる所以の1つとして私は、未来を描けることがあると思う。夢を持つことができ、その実現のために行動することが、我々人間にはできるのだ。行動を起こすきっかけは、「このままではまずい」という危機感からのものと、「夢を叶えよう」という願望からのものがある。私は「夢を叶えよう」いう、なりたい自分になることを目標として行動することが、より幸せになれるのではないかと思う。そして、そこにやる気になるヒントがあると考える。』

今日では子供たちが頑張るということは、「生活するために頑張る」とか「生きるために頑張る」ということよりも、「夢を叶えたいから頑張る」、「なりたいものになるために頑張る」ということの方が現実的であると思う。

やる気にならない、頑張ろうとしない子供たちは、今困っていない子供たちであり、今が楽しい子供たちでもある。

不足しているものは与えられ、困ったことがあれば助けられる。自分が何もしなくても、周りがやってくれる。自分で解決しなくても、周りが解決してくれる。周りのことを気にせず好き勝手に生きていくことが出来る。

「観察・分析・判断」、周りを見させて、考えさせて、判断させる。そして、実行させて結果を受け止める。それを、然るべき時期にやっていないと自律できなくなる。

子供たちの体は日々成長する。1年で10㎝身長が伸びる子も少なくない。同様に心も成長するはずだ。しかし、心の成長は目に見えないので、親はいつまでたっても子ども扱いをしてしまう。体が大きくなれば服も大きなものになるのと同じで、心の成長に合わせた心の服が必要なのだ。

愛するが故に手取り足取り段取りしてしまう。子供があたかも自分の分身であるが如く、子供を1人の人間として見られなくなってしまう。時には子どもの人格を決め付け、人生の決断まで親がしてしまう。「この子には、これは無理なんです」、「この子には、これは合いません」、「この子には、これが必要なんです」、「この子は、こういう子なんです」、「この子の将来は・・・」と未来も決めてしまっては、夢も何も持てやしない。そんな親は、全然子供を信じていない。一番信じてあげなければならない存在である親が子供を信じてあげられないなら、誰がその子を信じてあげるのだろう。

心の成長のために、親は子を信じることだと思う。「○○だから」という限界や言い訳に繋がることを言わず可能性を信じる。(ただし、過度な期待はしない)ひとりで問題を解決できると信じる。信じて見守ることだ。

そして、親ができることは機会(チャンス)を与えることしかない。その機会を活かすかどうかは本人次第。「やる気があるならば協力はするよ」ということだ。


周りを見てごらん⑤
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