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やる気は見る力から [★感謝と成長 「夢をあきらめない」]

 人はやる気になるために見る力が必要です。

 見る力は3つあり、①深く見る力、②広く見る力、③遠くを見る力、です。


 ここで言う深く見る力とは、今やっていること、今やろうとしていることに対しての見る力で、自分自身のこだわりが反映されます。

 興味があるとか、楽しいとか気持ちが反映される部分です。小さい子供たちの行動はこの力によるものが殆どかもしれません。

 「楽しいからやる」、「嫌だからやらない」という類のものです。大人になっても当然持っているもので、これがやる気の基本となると思います。


 2つ目の広く見る力は、「人の迷惑になるからやらない」、「人の為になるからやる」など、その場の状況や雰囲気を見る力です。

 空気を読む力?かもしれません。ここで、気をつけなければいけないことは、広く見る力による行動は「人に迷惑をかけると、自分が悪く見られるから(叱られるから)」とか、「人の為にやると、自分が良く思われるから(褒められるから)」ではないということです。

 あくまでも他人に気遣う気持ちが原動力です。


 3つ目の遠くを見る力ですが、これは一番難しいと思いますが一番大切な力です。

 今頑張っていることが先々何につながるのかが見えないでいると、行動に一貫性が無くフラフラした日々を送ることになります。行動にぶれが生じて目的を達成することが出来ません。

 いや、このケースでは目的そのものが無いのですから達成しようが無いかもしれません。

 ぶれない人は常に目的を持って行動します。楽しく過ごすという目的、人の為と言う目的、そして夢を実現しようという目的です。


 人は自分が実現したい夢を叶えて、なりたい自分になることが出来ると私は信じています。

 その為には、遠い遠い遠い先を見て、そこで叶えたい夢を実現するために今何をするのかを考えると良いでしょう。

 だからこそ、常に目的(なぜ)と理由(どうして)と考えることが大切だと思います。


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中学受験をさせる親は教育熱心な親か [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 私立中学受験をする目的は何ですか。

 私立中に入学して中高6年間の一貫教育に期待することは何ですか。

 又その6年間で本人は何をしたい(何ができる)と考えているのですか。

 私立中学入試で、私は面接試験、作文の試験、親の面接などが必要であると思います。

 それは、私立中学に入るということを考えさせることが重要だからです。

 従って、事前に面接試験での聞くことや作文のテーマを知らせておいても構わないと思います。

 私立中学合格は手段であり、目的はその先に有ります。

 合格が目的となると、合格した後で目的が消失してしまうことになり、本来大切であるはずの私立中高生活が、ただ過ごすだけのものとなりかねません。

目的を明確にして合格して行くのなら、目的を達成するためにそこで、さらに一生懸命頑張れるはずです。

 もし、「周りの友達が受験勉強を始めたから」と学習塾通いを始めたり、トレンドとしての私立中受験であったりするならば、目的の無い受験となりがちです。

 教育熱心な親は、私立中受験をさせる親と、私立中受験をさせない親がいます。

 つまり、私立中受験をさせるとか、させないとかで、教育熱心な親かどうかは推し量れないということです。

 どちらなせよ、本人の将来を見据えて、私立中受験をする目的を明確にして、家庭の経済状況も考えて、本人の意思も尊重した上での受検であるべきですし、高校受験に切り替えるべきです。

 私立中受験で押さえの私立中を受験して、万が一の場合そこに入学するというケースならなおさら、中学受験をする目的、その中学へ行く目的が不明確であるならば、私は私立中に行くことを止めるべきと思います。

 私立中学は色々な特色があり、質の高い教育をしてくれるところが多数あります。

 しかし、どこの私立中学でもいいとはならないと思います。

 加熱する中学受験、周りに流されず、目的を持って、受験するかどうかの勇気ある決断が必要と思うのです。


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いぶき学院25周年 [★出来事・行事 「いぶき学院の様子」]

 いぶき学院は平成9年に大井4丁目で設立。10坪2教室からスタートしました。

 平成12年…大井1丁目に個別指導教室を開校し2教室体制。

 平成14年…大井1丁目に2教室を統合して新教室開校。

 令和3年…大井1丁目の現在の地に移転。

 令和4年、いぶき学院は25周年を迎えました。

 開校以来、地元の個人塾としてやってまいりましたが、気が付く大井町は大手塾とFC塾が殆どです。

 今後もその傾向が続くと思いますが、「我々地元の個人塾も頑張って、大井町を良くするぞ」と言う気概を持ち、これからも子供たちと共に成長をし続けます。


 先日、あるお母さんに「個人塾でグループ指導をしているのは、いぶき学院さんと○○さんくらいしかない」と言われて、いぶき学院が新規開校した平成9年、グループ指導(一斉指導=集団指導)の個人塾が多数存在していたのに、今は個別指導が多くなりグループ指導の塾が無いことに気づきました。

 いぶき学院はグループ指導と個別指導がある学習塾です。

 それぞれの指導には良いところが有り、子供たちの目的と状況に合わせてご提案することが出来ます。グループ指導は高校受験に特化しています。

 では、高校受験をする中学生は、どちらの指導の方が良いでしょうか?

 私の考えでは“グループ指導”のほうが良いです。

 グループ指導に合わない人が個別指導になります。

 指導する先生としては、グループ指導は難しく、研修と経験を積まなければ授業そのものが成り立たないケースもあります。

 しかし、力量のある先生ならばグループ指導の本領発揮となり、学力をつけ成績を上げられるのです。

 グループ指導に合わない人とは、曜日や時間が合わない、学力が合わない、カリキュラム(進度)が合わない、目的が合わない、性格が合わないなどが有ります。

 個別指導は個々にあわせることが出来る指導ですから、そのような人には向いている指導形態です。


 大井町で25年やっていると、変わらないこと、変わりつつあること、変わったことが有ります。

 私立中学受験についてですが、品川区で中学校の学区が撤廃となり小中9カ年の一貫教育が始まる前、私立中学を受験する理由は「区立中に行きたくないから私立中受験をする」と言うことが多かったと思います。

それだけ区立中に行きたくなかったのです。

 その後、品川区では改革が進み小中学校が義務教育学校となった今、区立学校が乱れているという話は聞かれなくなってきました。品川区教育委員会を中心とした関係者の努力が有ったからこそと思います。

 しかし、それでも私立中学受験は以前よりも加熱?しているような気がします。

 そこには「私立中学受験が当たり前」と言う風潮があるように思います。

 学習塾以外の習い事も増えているように思います。

 私立中学受験や習い事が、その子にとって、ご家族にとって良いケースとそうでないケースが有ります。

 教育熱心な親御さんは子供本位です。

 少なくとも受験が、親の為の受験や学習塾の為の受験にならないように指導していきたいと思います。


※教育熱心と中学受験については後で書いてみたいと思います。

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92歳の理容師 [◆徒然なるままに 「自分らしく生きる」]

 品川区に越してきて約40年。

 引っ越してきて悩むのが床屋さん。

 とりあえずアパートから一番近い床屋に行ってみたのですが、どうもしっくりいきません。技術とかではなく、やはり床屋の雰囲気や理容師との相性だと思います。

 そこで、次に近い床屋に行きました。

 座席が3つあり、奥さんと旦那さん2人でやっている床屋さんでした。

 奥さんも感じが良く、旦那さんはいかにも江戸っ子と言う感じで気風が良い人です。

 自分より年上で、色々な経験をされていて話も面白く、威勢が良いのですが話もしっかり聞いてくれて優しい人です。

 そこに行くと心が落ち着き、気が付くと40年間経っていたということです。

 40年と言うと、自分の人生の殆どと言っても良い年月ですので、苦しいこと、楽しいこと、辛いこと、嬉しいこと、絶望的だった時もありましたし、良い時もあります。

 色々な状況の中で色々な感情を抱えて、その床屋さんに行き、そこで気持ちを切り替えられたり、ヒントをもらったりして頭の内も外もリフレッシュして出てきます。

 腕も良く、以前このブログでも取り上げました。「その時だけではなく髪が伸びてからわかる腕の良さ」という記事です。



 その旦那さんが、先日お亡くなりになりました。

 年齢を聞いてビックリの92歳。

 昨年末に刈ってもらったのですが、まさか90歳を超えているとは思いませんでした。

 彼のことを考えると、凄い人生、凄い人、素晴らしい人・・・。

 多くの人の人生を支え導きました。

 その人たちが彼からもらった御恩を糧に、彼からもらった意思を永遠にこれからも生きていくのです。

 凄い職業!

 私も彼のように多くの人の笑顔をつくっていきたいです。


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教育にお金をかける親は、教育熱心な親か ~私立中受験は4教科~ [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 教育にはお金がかかります。

 学習塾や家庭教師代も1ヶ月に最低2万円程度、年間20万円~40万円。受験学年だと年間60万円以上は覚悟する必要が有ります。

 夏の講習費だけで30万円以上かかったというケースも耳にします。そうなると年間の費用は100万円を超えていきます。

 私立中学へ進学すると3年間で約300万円程度かかります。

 そうなると、私立中受験のためには小4から学習塾で受験勉強を始めると3年間で150万円~300万円。

 合算すると、小4~中3までに最低でも450万円。多い場合は600万円~800万円となるかもしれません。

 これは、学習塾と私立中の納入額で大きく変化することになります。


 学習塾の人間がこんな事を書くことが許されるかどうかわかりませんが・・・

 学習塾は当然少しでも多く利益を上げたいと考えます。

 それは金儲けではなく、塾が存続できないと子供達が困ってしまうことになりますから、どうしても学習塾が継続していくためにはお金が必要であることは当然あります。

 ただし、それは全ての学習塾には当てはまらないことも覚えておいてください。


 中学受験の開始が最近は早まっています。昔は小5から開始ということが普通だった時代が有りました。それが、小4から始めるのが当たり前になってきて、今や小3から私立中受験に向けての学習が始まっています。

 教科についても学習塾では4教科で勉強を始めることが多いです。

 その理由は、①4教科の学習をしておけば殆どの学校を受験できるから、②4教科受験をすることで、4教科で判定後に2教科で判定があるなど、合格の可能性が2教科受験より高まること、③中学に合格後に役に立つことなどが挙げられます。

 基本は4教科受験と謳っている学習塾が多くありますが、私はそう思いません。

 難関私立中学は4教科受験しかありませんから、4教科の勉強をしていくことになります。

 しかし、殆どの私立中学は2教科受験ができ、1教科受験や適性検査型、集団討論やグループワークなどで合否を決める中学校もあることを考えると、2教科受験で充分と思います。

 2教科受験でも、①殆どの学校は受験できること、②合格には4教科受験の方が有利ではありますが、理科社会が大きな得点源とならない場合は、2教科でもそれほど不利にはならないこと、③中学に入って役立たせることが目的ではなく、目的は合格であることの理由から充分だと思うのです。


 「志望校が決まっていて、4教科受験が必要だから4教科の勉強をしよう」ならば、4教科の勉強をするしかありませんし、本当に4教科受験の方が良い子には4教科の勉強をお勧めします。

 しかし、「志望校が決まっていないから、とりあえず4教科の勉強をしておこう」ということならば、2教科受験をお勧めしたいです。


 学習塾は、「多くの教科を選択して、沢山授業を受けてください」と言いたくなる理由があるのです。

 それに乗っかって月謝を支払うこと、生活費を削って学習塾代を支払うことが有効的なお金の使い方かどうか考えてください。

 ともすれば、「私は子どもの為にお金をかけている、早くから学習塾に行かせている(いろいろな習い事をさせている)とっても教育熱心な親」に知らず知らずになっているかもしれません。


 学習塾に小さい頃から入れることは悪いことではありません。

 私の知り合いの学習塾(尊敬できる塾長先生と素晴らしい学習塾)では幼少から面倒を見て、凄い教育的成果を出しているところが有ります。

 しかし、早くから中学受験をさせること、無理してお金をかけること、4教科の勉強が中学受験の基本と考えることが、教育熱心と言えるかどうかお考えください。

 本当に我が子のことを考え育てていく上で、中学受験の目的を考えてみると、何か別のことが見えてくるかもしれません。


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