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ずっと遠くを見て(1) 「楽しくなければ塾ではない」 [★感謝と成長 「夢をあきらめない」]

 私は中学1,2年生については、学校の試験の得点や学校の成績(内申点)より、遠い先を見据えて基礎基本の理解を重視しています。

 なぜなら、大切なのは中学3年生の成績(内申点)と受験時の学力だからです。

 中学年3年生の成績が受験に関わり、入試本番の時の学力(得点力)で合否が決まります。

 いぶき学院の塾生は、中学3年時の成績が最高となるケースがほとんどで、塾生の平均偏差値も入試直前の中学3年生の12月か1月が、開塾以来最高になっています。


 最後は本人のやる気が大きなカギとなりますが、我々ができることは、やる気を出させる仕組みにより、やる気を出させるきっかけをつくることしかできません。


 中学1年生で、辛い勉強を継続していく、やる気のある子がどのくらいいるでしょうか?

 中学1年生は、楽しさの中で知らず知らずのうちに基礎基本を叩きこむようにしています。

 目の前の試験の得点を取ることではなく、中学3年生の最後に最高の仕上がりにするために、今後復習をしないで済むように、これからの学習につながる大切な内容を確実に植え付けるよう努めています。

 いぶき学院の授業は「楽しい」と言う子が多くいます。楽しい授業をすることで子供たちを授業に参加させ、自分で考える癖をつけたいからです。

 「楽しい」と子供たちが言うと、遊んでいるのではないかと良く誤解されますが、自分たちが授業に参加して、自分たちで授業をつくっていくので楽しいのです。

 苦しく辛い授業で、教え込み、それを覚える学習をいぶき学院は目指していません。

 楽しい授業で、自分で考え解決していく学習を目指しています。

 その単元の説明をして例題の解き方を教える授業や、問題をやらせて解説する授業、公式を教えてそれを使って解かせる授業、黒板に沢山板書をして説明する授業が、果たして学力がつく授業と言えるのでしょうか?

 究極の授業は「教えない授業」と考えており、それが出来れば子供たちは無限の学びが手に入れられるはずです。AIが自分で学び高めていくようにです。

 楽しくて、考える力がつく授業で一生涯成長できる子になってもらえるよう頑張ります。


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50年後を考えて今を生きる [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 また、大井町から教育を考える会(OKK)の話となってしまいますが、OKKは何のためにやっているのかと言うと、地元を良くするためです。

 地元を良くするためには、教育を良くしていくことで…①自己実現:大きな志を持ち、未来の夢を叶えられる人間になる。②社会貢献:感謝の気持ちを持ち、多くの人との関わり協力し合い能動的に社会を変えられる人間になる。③弱者救済:思いやりの気持ちを持ち、弱い立場の人を助けられる人間になる。

 そのためには、多くの人が賛同し、多くの人が関わることが必要です。

 さらにそのためには、会話の機会を持ち互いを理解していくことが必要です。

 それらのことが地元大井町で実現できたなら、それを全国に広めていくことで日本が変わるはずです。

 何を馬鹿げた事を言っているのかと言われても、ここまで来るのにも相当馬鹿げた事をやってきているので、これから始まる馬鹿げた事は現実の事となると確信しています。

 20年以上前、塾生にそんな話をして「日本を変えるぞ」と言うと、塾生にさえ笑われていました。

 しかし今、何故か塾生は真剣に話を聞いてくれます。

 20年間かけてやっとここまで来た感じです。


 ところが、OKKには学習塾の会員が少なく(2021年11月現在6塾)、会員となってくれません。

 色々な要因が考えられます。

 1つは、個人塾の激減。大手塾やFC塾は我々の考えには賛同しにくいと思っています。
 
 それはどうしても、合格実績や経営が第一となる(?)ことや、その教室にいるのは教室長であり権限が無い(?)ことなどが考えられます。

 では、個人塾はどうかと言うと、そもそも個人塾が激減しているので、塾数そのものが少ない。

 さらに、これはOKKを始めるときに有ったことですが、塾生が集まらなければ塾が存続できない状況で、自塾に「1人でも来てもらいたい」と言う至極当たり前の考えがあるからです。

 隣の塾に入塾してもらいたくないのに、そこと一緒に活動できる訳がありません。

 実際に現在の会員塾6塾の内、品川区の塾は4塾しかありません。

 我々が、それでも隣の塾と一緒にできるかと考えると、今ではなく未来を変えようとしているからと言う結論に至ります。

 OKKの仲間といつも言っていることは、

 今の子供たちが大人になって子供ができ、その子供たちが大人になった時に、日本が変わる。

 “50年後の日本を変えよう!”

 ひょっとしたら100年以上かかるかもしれません。

 世界や日本を変えるのは、教育でしかできません。

 しかし、教育には時間がかかります。

 直ぐに結果が出ないのが教育の成果です。

 だからこそ、皆で教育を考え未来を見据えて地道な努力を重ねていくしかありません。

 諦めずに


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一生懸命 [◆徒然なるままに 「自分らしく生きる」]

 先日、MLB大谷翔平選手の番組を見ました。

 そこで、大谷選手は小学生のころから次のことを考えていたことを知りました。

 一生懸命声を出す。
 一生懸命走る。
 一生懸命キャッチボールをする。

 ここには、勝とか負けるとか、0点に抑えるとかホームランを打つとかは有りません。

 どうやったら良い結果を出せるのかということを重視していたわけではないのです。

 ノートに書かれている文も「今日は大きな声を出せていたのが良かった」とか「一生懸命に走っていなかった」と書かれていて、結果ではなく一生懸命にやれたかどうかにフォーカスしていました。

 そして、一生懸命にキャッチボールをする。

 つまり、基礎基本をどれだけ一生懸命に、手を抜かずにやっていたかが分かります。

 それが、今の大谷選手の原点だったことに驚き、感動を覚えました。


 これらは全ての事に通じると思います。

 誰でもできることを一生懸命にやること、基礎基本を大切にしてそのレベルを上げること、結果を求めず結果で物事を判断しないこと。

 大人が、結果を気にして子供に対してうるさく言っていると、子供は小さくまとまってしまいます。

 勉強で伸び悩んでいる子供たちが沢山います。

 その子供たちを見ていると、結果(正解や得点)を気にする子が多くいます。

 目標点を決めてそれに向けて頑張ることは良いのですが、一生懸命にやること、つまり結果ではなく過程が大切であることを忘れてはいけません。

 良い結果が出る人の多くは、今持っている自分の力を信じて出し切ることが出来る人です。

 結果は自ずとついてくるはずです。

 結果を出そうとする人は、丁寧さを欠いたり、充分理解していないまま答えを出したりするため結果が伴いません。

 答えを急く人は、「たぶん」とか「きっと」とかで答えを出して解答欄を埋めてしまうかもしれません。

 根拠や理由が無く、答えを出すのです。

 “答えをだそうとするな!”ということです。

 答えを出そうとすると、本当に大切なものが見えなくなるのは、勉強だけではありませんよね。

 問題を見極めることができれば、答えは簡単にでてくるものです。


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OKK相談会ご来場ありがとうございました [◆学習塾 「活動と学習塾団体」]

 11月3日に大井町から教育を考える会(OKK)主催の「私立中学高等学校相談会」が開催されました。

 運営をしていた立場として、ご来場いただいた皆様に御礼申し上げます。


 今年は新型コロナウィルス感染拡大を受け、8月末に開催するかどうかを定例会で話し合いました。

 その結果、3回に分けて完全予約制として実行することとしました。

 そして、感染拡大状況によっては中止も選択肢として残し予約を開始いたしました。

 その後、新型コロナウィルスの感染者数は激減しましたが、当日は感染対策を万全に行い開催いたしました。

 来場予約は締め切り日前に一杯となり、多くの方のお役に立てたことを嬉しく思っております。

 今後、アンケート結果も参考にして、会員の私学や学習塾の皆さんと来年度の開催のための改善点について話し合ってまいります。


 OKKは私学、学習塾の他に個人会員の皆様や企業に属している方にも協力を得ております。
 
 地元大井町の地域の活性化の一環として、教育から地元を変えていこう、良くしていこうと集まってくれた方々です。
 
 何人かの方は、私学を退職されてからもOKKに残り活動を継続してくれたり、学習塾をやめても手伝いに来てくれたりしています。

 そこまで沢山の方が協力してくれているのは、OKKが子供たちを奪い合う会のではなく、子供たちに夢を与える会だからだと思います。

 一人ひとりに合った学校を全ての参加校の先生が見つけてあげよう。

 困っていることの相談に乗ってあげよう。

 それがOKKの相談会です。

 我々は、相談会を開催することで一人でも多くの人の役に立ちたいと考えています。

 来場者が多いことで嬉しい理由はそこにあります。


 ご来場いただいた皆様も我々も地元を良くしていく仲間と考えております。
 
 今後ともOKKを応援いただき共に、子供たちの夢の実現のためにご協力いただけることを望んでおります。※学習塾会員、個人会員募集中です。

 今後ともOKKをよろしくお願いいたします。


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