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中学校試験対策勉強は何日前から始めればいいのか② [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 “一夜漬け”が通用しないとなると、試験の何日前から勉強を始めればいいのでしょうか?

 区立中のほとんどは試験10日ほど前に試験範囲を配布し、1週間前から部活動を停止しますから、1週間前と言うのが一般的かと思いますが、一通り復習をし直すことを考えると1週間前からでは遅いと考えられます。

 1週間前からでは間に合わないのは、前述しましたように内容の増加と難易度の上昇はもちろんですが、試験当日までに課題の提出を課す学校が多く、課題を仕上げる事が第一となり試験勉強が疎かになることも理由です。
 
 100点近い得点を取る子はその課題を試験勉強歳してできるのですが、平均点を目標とする子達にとっては課題の多くは、赤ペンで答を写す作業となっているのが実情です。全てを自力で解くことはできませんし、目標点を考えると難問の学習は時間の浪費となるのです。難問に時間を割くならば基本問題をしっかり身に付けた方が、今後を考えると絶対に役に立つはずです。

 しかし学校の課題は一桁得点の子から100点の子まで一律同じなのです。

 いぶき学院の塾生で100点を取ってくる子、100点を取れる力が充分にある子は、学校の課題は早め(試験1週間以上前)に終了し、さらに自分で試験対策の学習をしています。

 ですから、試験対策の勉強は1週間以上前から始めないと終わらないということになります。
実際に試験と試験の間はどの位空いているかと言うと、9月から11月2回の試験があるのですが、2019年度いぶき学院の塾生が通う区立中で見てみると、最長で約9週間、最短で約5週間です。夏前で調べると最短で3週間の学校があります。3週間と言うことは、試験が終わった日が、次の試験の3週間前と言うことです。
試験と試験の間が短ければ、試験前2週間はすぐにやってきます。

 試験と試験の間が9週間離れていると、その間の学習を試験前1週間で復習することは困難です。もっと前から試験勉強をしなければなりません。2週間前からの学習で9週間分できるでしょうか?では、3週間前、4週間前・・・。

 したがって、試験対策勉強は普段からやっておくものというのが結論です。

 日々の1回1回の授業を大切にして学習していくことが大切です。解らなかったものはその日のうちに解決し、できれば予習をしてから学校の授業を受けられれば理想的です。

 提出物は学校のワーク等になることが多いので、日々少しずつそれを活用して学習をしておくことです。そして、1週間前から試験範囲の単元をもう一度復習できれば良いのです。

 普段の学習の上に試験対策の学習がある事を忘れてはいけません。大切なのは試験前ではなく普段なのです。

 それらは、学校で1番の成績を取る子達が証明してくれています。


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中学校試験対策勉強は何日前から始めればいいのか① [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 いよいよ、中学3年生はこの11月の定期考査(定期試験)をもって、高校入試に関わる成績が確定します。

 いぶき学院でも11月中旬から試験対策期間に入り、学校別の試験対策授業を行いました。

 私は理科と数学の試験勉強を担当していますが、試験対策勉強で近年変わってきていることを痛感しています。

 いぶき学院では試験対策勉強を各教科120分で、学校の範囲に合わせて質問を受けたり、要点をおさらいしたり、問題演習で最終確認を行ったりします。ところが、最近はとても試験範囲の内容の全てを120分の時間で納めようとしても困難になってきています。

 20年ほど前ですと、120分あれば学校の試験範囲の総復習が可能で、それまで全然勉強をせず内容を殆ど理解していない子でも、試験対策だけで高得点を取ることは少なくありませんでした。

 しかし、今は普段勉強をせず解らないところを抱えている子は、範囲全部復習することはできません。平均点なら取れるかもしれませんが、90点以上となると難しいです。

 90点以上取れる子は、殆ど解らないことが無い状態で試験対策を受ける子達です。

 その良い状態で、試験前に細かな点検をして、不安なところを復習し、学校のプリントや問題集の解らないところを解決すると100点か100点近い得点を取ることができています。

 それについては今も昔も変わらないのですが、変わったのは良い状態でない子(普段勉強をしていない子)でも、以前は1回の試験対策で90点~100点を取れたのに、今は難しくなったということです。

 それは何故でしょうか、1番は学習内容(単元)が増えたことと難易度も上がったということです。そして、試験問題でも覚えればできる問題が激減していることも影響しています。いわゆる“一夜漬け”で試験範囲の内容を1日前に暗記してテストを乗り切ることができなくなってきているのです。

 それでは、“一夜漬け”が通用しないとなると、試験の何日前から勉強を始めればいいのでしょうか?

つづく



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第13回「いぶき教育セミナー」開催 [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 令和元年12月1日(日)の午前10時30分より、「いぶき教育セミナー」を開催します。

 このセミナーは2007年に開始して、今年で13回目の開催となります。

 今回のテーマは「覚えればできるは禁句」、意味が解らないのに丸暗記をして得点をとるやり方は、先々“学習崩壊”を招きかねません。その場では良い結果を得られるかもしれませんが、長い期間を考えると良いことはありません。丸暗記をせず考えればできることはたくさんあります。丸暗記をしないで結果を出した卒塾生の話も聞いていただきます。そして、どのように指導すれば良いかも具体的にお話しいたします。公式を覚えてはいけない算数、数学として…「速さ」、「割合」、「おうぎ方」、「面積」、「体積」等があります。算数、数学嫌いが解消されるかもしれません。

 目の前のことや自分のことしか考えられなくなっている世の中で、子供たちがまだ見ぬ未来に夢を描き、社会全体を見て物事を考え判断できるようになることを望みます。

 対象は幼児と小中高生の保護者様。いぶき学院生以外の保護者様も是非ご参加ください。内容的にはこれからお母さんお父さんになられる方から幼児、小学生の保護者様に合うかもしれません。お申し込みはお電話やメールで受け付けます。



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大井町から教育を考える会2019相談会を終えて [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 11月3日(日)、大井町から教育を考える会(OKK)主催の「2019教育講演会&中学高等学校相談会」が大井町アワーズイン阪急会議室で行われました。

 品川区と品川区商店街連合会の協賛をいただき、区立の義務教育学校にもチラシを配布していただきました。品川区と教育委員会、そして区商連に主催者側の1人として感謝したいと思います。ありがとうございました。

 さて、相談会は28校の私立中高が参加し、私学とOKK会員塾6塾と力を合わせて開催となりましたが、この相談会には、参加校と会員塾以外に多くの人がボランティアで協力してくれています。企業では、声の教育社、小池企画印刷、デザインオフィススズキの皆さん。会員塾以外の塾関係者の皆さん。さらに、学校や塾を離れて個人としてお手伝いに駆けつけてくれた皆さん。本当に有難いです。

 その80名を超えるスタッフが1つとなり、小中学生とその保護者、ご家族の皆さんをお出迎えしてこのイベントが行われました。一人でも欠けたら成り立たないイベントで、全てのスタッフが素晴らしい働きであったと思っています。その中で一緒に働けたことを幸せと思います。

 相談会終了後、慰労会(約50名)、そして2次会(約20名)がありましたが、そこで話になるのは、来場者された方が喜んでくれたことなのです。

 そして、2次会の最後の締めで私学の先生が「金儲けとか生徒集めとかではなく、子供たちのためにこれからも頑張りましょう」と叫び、みんなが大拍手をしているこれがOKKだなと思いました。

 来年はパワーアップをして、全ての人にとって、さらに充実したものとなるようにしたいです。
「こどもたちのために」



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「戦争を知らない大人たち」 [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 台風15号、19号により被災した皆様にお見舞い申し上げます。

 さて、天皇陛下の御即位を広く披露するための「即位の礼」が、10月22日(火)から始まりました。終戦は1945年ですから、天皇陛下は戦後生まれです。

 では、戦後生まれの人、戦争を知っている人はどの位いるかと言うと、総務省の統計によると10月現在、75歳以上は14.7%ですから、戦後生まれは約85%。そして戦争を知る人はもっと少なく、当時10歳以上と考えると85際以上は4.7%であるので、日本人の約95%は戦争を知らないと言えます。

 戦争のない平和な世の中だからこそ、戦争の記憶を受け継いでいかなければならないと思います。それが平和を継続するための一番の方法であると思います。


 又、10/18のブログにも書いたことですが、台風等による洪水や土砂災害を品川区の子供たちは体験していません。すぐ隣の県で大災害が起きているのにピンと来ていない子供たちが沢山います。

 大災害を体験していないからこそ、それを良く知ることが大切ではないかと思います。知ることで、起こらない社会の構築と被災者の救助、被災地支援ができる人間になって欲しいと願っています。戦争や災害が起きていないからこそ、それを知る機会を積極的につくっていきたいです。


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