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勉強ができる子の特徴 [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 勉強ができるようになる子、テストの点数が上がる子、成績が良くなる子には共通していることがいくつかあります。

 この春に入塾して1学期が終わり明らかに大きく変化した子が何人かいます。そして、結果にも結び付いています。

 もちろん結果に表れない子、むしろ成績が下がってしまった子もいますが、表面には表れないだけで、内面は大きく変わった子も少なくありません。

 その様な所謂“伸びた子”に共通していることは、『話を聞けるようになった』ことです。

 いぶき学院では、先生が説明している時は何もせずに話を聞かせることを徹底しています。

 ですから、塾生たちは我々が説明をしている時は、板書した事をノートに書くことや問題演習もせずに話を聞きます。「話を聞いて」より、むしろ「書いて」とか「問題を解いて」と言うことの方が多いのではないかと思います。

 話を聞くというのは、よそ見をしていて、「話、聞いている?」と言うと「聞いています。」と答える子がいますが、話を音として聞いている場合聞いているとは言いません。話している人を見て、その話しの内容を自分の中に落とし込むことを、話を聞くと言います。

 1度聞いたらその話を理解して、自分の言葉で言い換えられるような聞き方ができれば良いと思います。

 それが、勉強ができる子の一番の特徴です。

 自学自習ができることも大切で、復習により授業内容の定着を図ることや、新たな事を取り入れることで自分自身を高めることができます。

 人の話を聞きことができる(話の聞き方の変化)こと、自学自習(家庭学習)ができることが良い方向への変化を生み出します。

 さらに、ノートの書き方も重要だと私は思っています。伸びる子と伸び悩む子のノートには大きな違いがあります。

 それは、見やすさの違いです。

 見やすいノートとは、解りやすい書き方をしているノートです。これは、きれいに書くとか丁寧に書くとかではありません。

 解りやすい書き方をしていると理解が進みます。

 私は数学を指導することが多いため、途中式や考え方を重視するのですが、式を1つ入れるだけで格段に正答率が上がります。間違えやすいポイントをその式で消すことができるからです。

 勉強ができる子に特に共通していることは、『話を聞くことができる』、『自学自習をすることができる』、『解りやすく書くことができる』だと、私は思います。



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偏差値40台から小山台合格 [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 都立小山台高校志望の中学3年の女の子。7月の模擬テスト偏差値が40台後半。小山台高校への合格には偏差値60から65欲しいところですから、非常に厳しい結果です。

 ところが、偏差値40台から伸ばして小山台高校へ合格した子が過去2人いました。

 2人に共通しているところは、7月の偏差値が40台、女の子であること。さらに、突然授業中に涙を流し、何事かと思ったら「できなくて悔しい」と言うのも同じです。

 そしてもう一つ、2人に共通していたことは、最後まで諦めなかったことです。


 7月の模擬試験はまだ、中学2年生までの範囲がほとんどです。勝負は中3生の内容が増えてくる9月からの模擬テストです。

 学校の成績(5段階評定)も一旦7月に出ますが、あと定期試験は2度残っています。内申点が確定と言うわけではありません。検定も今から受検することができ、3級や準2級に合格すれば私立高入試(単願・併願優遇)で加点がつく学校も少なくありません。

 これからの模擬テストの偏差値や、12月に出る最終の内申点で一喜一憂するわけですが、高校入試本番はその後です。

 結果が良かった人は驕らずに、どうして結果が良かったかを分析してさらに上をめざし学習計画を立てることが重要です。

 結果が悪かった人は諦めずに、今からできることを考え学習計画を立て実行することです。過去は変えられませんが、未来は自分の意思で変えることができるのです。

 これからの学習は、「やり終わらす」のではなく「やり遂げる」ことが大切です。

 「やるべき(決めた)こと」は、人それぞれ異なります。現在の学力と志望校が異なるからです。「やるべきこと」をまず決める。それが分からなければ、学校や塾で聞くことはOKです。

 「できない」、「わからない」、「終わらない」は言い訳です。やるべきことを「やり遂げる」ことが合格に結びつくのです。




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正解したら次に進む? [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 「では授業を始めます。まず宿題を見せて。」と宿題を1人1人見て回ります。いぶき学院のグループ指導は、学校のようのように人数が多いわけではないので、全員の宿題を授業開始時にチェックすることができます。

 もちろん、じっくり丁寧にというわけにはいきませんが、気になる解答や解法をしている子がいれば注意して見ます。

 いぶき学院では宿題は自分で丸付けをしてきますので、正解かどうかすぐわかります。

 しかし私は、答えが正解かどうかはあまり気に留めません。もちろん全問不正解とか、答えの書き方に問題がある場合などはアドバイスをします。間違っていても、やり直してくる子は少なくありませんので、あまり心配はありません。

 宿題を見る時に答よりも、どこを注意して見るのかと言うと、数学の場合は“途中式(考え方)”です。

 途中式や答えを出すに至るまでの過程、ポイントとなる式がしっかり書かれていれば、理解していると考えられるからです。

 常に次の単元、先々の学習内容を踏まえて、今の単元の学習をしていかないと後々学力の伸びが止まることにつながります。

 理解していないで答だけ合っていても、次の学習に進めませんし、難易度の高い問題を解くことはできません。

 理解している子が答えを間違ったとしても、次の単元の学習に進むことに関して心配はありません。
 
 理解して正しい考え方ができる子ならば、練習をしていくことで間違いは減り正答率は必ず上がります。

 逆に、解っていないのに全問正解と言う理由で次へ進むことは危険です。いつかごまかしがきかなくなり、出来なくなることが予想されます。

 さらに「答えが合っていればいい」と言う考えを持ってしまうと、考える事よりも答えを出す事を重視するようになり、一番大切な“問題の理解”つまり問題に書いてあることについて考える事を疎かにしたり、考える事をやめることにつながりかねません。

 私は、正解したら次に進む学習に危機感を持っています。子供達を、過程を重視せず結果だけを見て判断することは怖いことです。

 子供たちの答えの裏側にある彼らの考えを大切に指導していきたいです。



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失敗歓迎 [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 いぶき学院の小学生に
 「失敗はしてもいいんだよね」と聞くと
 「うん」と答えます。
 さらに「どうして失敗してもいいの」と理由を尋ねると
 「良くなるから」

 全員がそのように答えるわけではありませんが、多くの子がそのように言います。

 何もかもうまくいくことは良いことかもしれませんが、多くの危険性を孕んでいます。


 人生は山あり谷あり、谷が続くと本当に危ないことになりますが、山であっても谷であっても、その原因究明と改善していくことを怠ると取り返しがつきません。

 今のやり方を変えて改善していこうと思うのは、明らかに成功した時より失敗をした時のはずです。

 失敗すれば、どうして失敗したのか考え、今までのやり方を変えよう。新しいことをやろうと考える機会が生まれます。何とかしなければいけないからです。

 しかし、成功している時は、今まで続けているやり方を変えることは難しいことです。それは、上手く行っているのだから変える必要はないと思ったり、変える事に対して臆病になったりするからです。

 もちろん一番まずいのは、上手く行っていないのに、そのやり方を継続するあるいは強化することです。

 一番危険なのは、上手く行っている時にその理由が分からないのに動くことです。

 一番良いのは、上手く行っている時にその理由を把握した上で、さらに改善して行くこと、次の一手を打つことです。

 上手く行っている時に、それに気づくことは容易ではありません。

 組織で考えるとトップが、自分を客観的に見る事ができるかどうかがポイントであると思います。

 自分を写す鏡になる人、助言をしてくれる人を近くに置く、外に出て他人の話を聞くという手が考えられますが、いずれにせよ、その人に謙虚な気持ちが無ければどうにもなりません。


 とりあえず、小学生は失敗を怖がらないで挑戦することを大切に考えてもら いたいです。

 そして、失敗から学び改善していくこと、目の前の成功をゴールとならないようにして、本当の夢を叶えるために、失敗しても諦めない人間力をつける指導をしていきたいです。



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