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良い先生と学力の伸び [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 途中式を書くということは、答えを出そうとしないことである。

 ということは正解を出そうとしないのだから、丸をもらおうとしないことであり、良い点数を取ろうとしないし、良い結果を出そうとしないのである。

 これらはあくまでも、先での成功を目指しての事であり、そこには目標点がありその点数を取ろうとするのは言うまでもない。

 目標を達成するために、どうしたらいいかと計画を立てるのだが、その計画の中に、「今は点数を取ろうとしない」があると考えると良い。

 いつの成功を目指すのかが大切なのだ。

 失敗を恐れない気持ちが大切で、結果を恐れると自分の力を発揮できなくなる。

 今の自分の力を出し切った上での失敗は次につながる。

 だから、「間違っても良い」と子供たちが思う環境づくりをする。

 間違っても、出来なくても叱らない。

 クラスの雰囲気作りも大切で、間違っても恥ずかしくない雰囲気を作っていく。

 むしろ、間違った答えを子供たちが言った時、我々はチャンスが訪れる。

 「おしい」、「面白い考えだね」、「よく思いついたね」、「凄い」、「頑張った」、「よく考えた」、「ノートの書き方が素晴らしい」など、子供たちがやったことを受け入れる。

 他の子供たちに聞かせるのだが「(間違っているけど)こんなふうに考えた事って凄いよね」と言ったりもする。

 常に結果よりも過程を大切にし、理解と、どう頑張ったかという努力に目を向けて子供たちを導いていくことが大切だと思う。

 しかし、実際に難しいことは多い。

 授業中話を聞く事、ノートを分かりやすく書く事、答えよりも理由や頑張ることが大切であるという意識を持たせる事・・・。

 それを実践するために、子供たちに素直さを求めるのであるが、それも初めから子供たちが素直というわけではない。

 従って、色々な作戦で子供たちと戦っていくのである。

 間違いよりも正解の方が嬉しいし、点数は良い方が良いのは当然である。

 そして、点数は悪くてもいいという意識を強く持たせすぎると、目標を持てなくなったり、やる気が無くなったりするかもしれない。

 しかし、それでも我々は子供たちの目先の成功ではなく、遠い先の成功と幸せのために成長を促していくしかない。


 良い先生の条件は、どうして間違うのかを見極めていくことである。

 学力が伸びる子の条件は、どうしてなのかを考えて行くことである。

 人が成長する条件は、今どうなっているかを見極めることである。


 我々は結果を出そうとするならば、観察力を磨きその原因やそうなっている理由を考えていくことではないか。




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