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良い先生の条件② [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 良い先生は伝達能力が高い。

 伝達能力とは話を始める時に子供の気持ちを先生側に向かせる。

 いわゆる、つかみ。

 まず、こちらの話に引き込む能力があること。

 そして発問をして考えさせる能力と、それらを最終的にわかりやすい言葉で子供達に提供できる能力。

 「ああなるほど、そういうことなんだ」と気づかせる力。

 これらが必要だと思う。

 決して一方的にせつめいをしていくのではなく、子供たちの表情、質問に対する応答、ノートに書いてある内容などを総合的に判断して、授業で話す内容や、授業の組み立てを変えていく。

 そために、解っているのかどうか?わかっていないなら、それはどうしてなのか?を見抜く能力が大切で、よく観察しながら授業を進めていく。

 子供たちが本当に理解しているかどうかを無視して話を進めていくと、当然のことながら理解は進まない。

 先生にとっても一番大切な、どうして理解していないかということを考えていないことによって、先生自身の成長もできなくなる。

 私は、授業の組み立てや構成を綿密に考えて授業に臨むことはしない。

 なぜならば前述したように、子供たちの理解度や様子発言によって授業は変えていくものだと思っているからだ。

 それによって子供たちの理解を深まるとともに、先生が成長できる。

 つまりここで言う成長というのは、どうすれば間違うのか、どうやると伸びるのかを知るということに他ならない。

 だから、20人や30人といった大人数の指導をしていると、ある意味で一方的な授業になりがちになる。

 そうすると先生の方も自分の成長という点では、どうしてもマイナスになってしまう。

 およそ30人を超えているような授業になると、一方的に授業を進めていくしかなくなるので、先生の授業はそれほど伸びるということは考えにくい。

 ただ、それでもつまずいている子供たちなどを観察することによって先生は伸びていくことができるので、先生方は子どもたちを観察して行くことを常に心がけてもらいたいものだ。

 大人数を指導していく場合に、観察が充分にできなくなるならば、もうそれは100人でも1000人でも授業は変わらない。

 それでも、先生の力量があるならば、ある程度質の高い授業は提供できるかもしれない。

 子供たちが、「なぜ、どうして」と考えることで学力が付くのと同様に、先生も「なぜできない、どうして解ってくれない」と考えることでしか成長できないのである。


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