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子どもたちの可能性を引き出し伸ばす [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 誰でも知っている「電池」。

 今や「電池」の無い世の中はあり得ませんよね。

 では「電池」とはいったい何でしょうか?となると、説明がなかなか難しいです。

 電流の正体は電子と言うマイナスの電気を持った粒子の流れで、電子が流れれば電流が流れたことになります。
 
 その電子が流れると、モノが動いたり、熱が出たり、光が出たりします。つまり電子が流れること、つまり移動することで、様々なエネルギーが生じるというわけです。

 ところで、電流の正体である電子ですが、電子は全ての物質の中にあります。

 勿論、我々の体にも電子は沢山ありますが、ところが我々の体にある電子が移動することは殆どありません。

 プラスチックやゴムなどの中の電子も、ほぼ移動しません。

 ところが、金属の中の電子は“自由電子”と呼ばれていて、移動できる状態にあるのです。

 そこに、電子を移動させようとする圧力(電圧)をかけると、電子は移動し始めるということです。

 カミナリは非常に高い電圧をかけられるため、本当は電子が移動できないようなものでも移動させてしまいます。

 電圧をかけることで、もともとあった電子を移動させることが出来ます。

 それが「電池」です。

 「電池」は化学変化で電子を生み出し、それを移動させていきます。電子を出すという言い方もできますが、電子を移動させるのが「電池」の役割です。


 そんなことを考えていると、ふと気づいたことが有ります。

 全てのモノに電子があり、それを移動させて新たなエネルギーに変換するのが電池の役割ならば、全ての子供たちに様々な能力と可能性が有り、それを引き出す(移動させる)のが我々の役割ではないかと思いました。

 子供たちに我々が、何かを与えるのではなく、もともと子供たちには、能力と可能性が有るのです。

 それを見出して伸ばすことが、子供たちに携わるすべての人の役割ではないでしょうか。

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