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努力が報われない定期テスト:本人に問題 [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 以前も書いたことがあるのですが、学校の定期テストについての私の私見です。

 「学校の定期テストは努力が報われなければいけない」

 頑張って勉強をしたのに、結果が出ないということは当然あります。

 しかしながら、その原因が本人にあるのなら仕方がありませんが、作成された問題にあるのなら如何なものかと思います。

 本人に原因があるのなら、学習法を変えるとか、早めに試験勉強に取り掛かる、スマホを親に預かってもらう、学習塾や図書館を利用して集中する等考えられます。

 学校から出される課題は、“課題”ですから提出期限があり、それまで終わらせないといけません。

 そうなると、課題で問題集を解く目的が、学力をつけるためではなく、終わらせることになることが考えられます。

 課題が提出されていないと成績が下げられることは、普通に行われていることで、試験で88点とっても課題を提出していないと成績は「3」がついたりします。

 また逆に、20点~30点の子でも課題を提出していると「3」がついたりします。

 そう考えると、課題の目的は“成績をつけるため”となってしまいます。

 もはやそこには、問題演習をすることで学力をつけるという目的は消滅したことになります。

 課題では学力は着かないのなら、早めに課題を終わらせて、“試験で目標点を取る”と言う目的の学習をしていかなければなりません。

 勉強が得意な子は課題も早く終わり、難しい問題に時間をかけられます。

 そして、本来の試験勉強をする時間も取れるので高得点と言うことになります。

 ところが、勉強が苦手な子は課題が終わらず、さらに難しい問題に苦しめられます。

 課題を期限までに仕上げることが精一杯で、試験当日を迎えて結果は散々。

 でも課題を提出することで「3」はキープできます。

 だから課題の提出を必死にすることとなり、課題が仕上がった時に、「終わった~」と本来の試験勉強にそれがならないにも関わらず終了宣言です。

 それでは高得点を取る事は難しいといわざるを得ません。

 良いサイクルを作らないと、ずっとー成績は上がりません。

 良いサイクルとは、早めに課題を終わらせる。

 早めに終わらせるために、早めに取り掛かることは大切かもしれませんが、「解こうとしても解けない」とどうにもなりません。

 解けるようになるためには、普段の授業で先生の話を聞いて考える癖をつけることです。

 それでも、全部の問題を解くことができないならば、解ける問題だけは完璧にすることです。

 難しい問題でも解く努力はしますが、無理ならば答えを映してよいと私は思います。

 難しい問題に気を取られて、そこに時間をかけて試験勉強をすると、本来わかっているはずの問題でミスをするということになりがちです。

 難しい問題を1時間かけて勉強して結局「解らない」となるよりも、基礎基本を1時間徹底して勉強してミスを減らす方が、得点的にも将来的にもプラスです。

 できる問題のミスをなくすために、“できる問題だけできれば良い”がポイントです。

 そして“出来る問題を増やす”ことを意識して普段から勉強をしていくことです。



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