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どうやるのかなではなく、どういういみかな [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 問題のやり方よりも、問題の意味が大切です。

 勉強ができるようになるためには、「問題の解き方」を考えるのではなく、「問題の意味」考える癖をつけることです。
 以前、ある中学1年生に「x2+7x+10をかけ算の形に変形して」と問題を出したところ、「(x+2)(x+5)」と見事に、因数分解をすることができました。

 ここでは因数分解と言う言葉はもちろん、やり方を一切説明していません。


 小学生で、正方形、長方形、平行四辺形、三角形、台形、ひし形、の面積の公式を覚えさせて解かせると、面積の問題ができなくなります。

 それは公式を忘れるからです。

 「台形の面積の公式は、かっこ上底たす下底かっことじかける高さわる2」と覚えさせて、その時だけ正解しても、公式を忘れたらできなくなります。

 人は意味が解らないものを、記憶にとどめることはできないのです。

 では、どうすれば面積ができるようになるのかと言うと、それは面積の意味を理解することです。

 「面積は広さのことで、1辺が1㎝の正方形の面積を1㎠と言い、それが何個あるかを考えてみよう」と説明し、それで自由に正方形などの面積を考えさせると、自分で解くことができます。実際に今の塾生には公式を一切覚えさせていませんが、面積を自力でクリアできた子は少なくありません。

 ところが、面積の意味を理解できないと、覚える学習となってしまい「やり方を忘れた」となります。


 わり算の単元ならば、大切なのは筆算のやり方ではなく、わり算の意味の理解、分数の計算ならば、計算のやり方よりも、分数の意味の理解、素因数分解の問題ならば、やり方ではなく、素数と素因数分解の意味の理解が大切なのです。

 わり算の単元ならば、大切なのは筆算のやり方ではなく、わり算の意味。分数の計算ならば、計算のやり方よりも、分数の意味、素因数分解の問題ならば、やり方ではなく、素数と素因数分解の意味が大切なのです。

 どうしても問題を解こうとすると、意味や理由が解らなくても正解ならばOKと考えてしまうかもしれませんが、本当に勉強ができるようになるためには、言葉の意味、問題の意味を理解することが必須です。

 そして、これは勉強だけではなく、全ての事に言えることだと思います。


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