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一生懸命に覚えても勉強ができるようにならない! [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 結婚式の披露宴もコロナ禍でめっきり減ってしまい、披露宴に参列することもしばらくありません。以前はたまに祝詞を頼まれたこともありました。

 初めて頼まれたときは1か月も前から話を考えており、「○○さん、○○さんご結婚おめでとうございます・・・」、初めの挨拶、話したいことの整理、最後の締め、言ってはいけない内容や言葉が無いかどうか、話し方が失礼に当たらないか等を考えて、何度か練習をするのですが、途中で言葉が出てこなくなったりします。

 何とか話すことを覚えて本番に臨むのですがしどろもどろ。


 最初の主賓の祝辞を、当日頼まれたことがありました。

 どう経緯なのかは忘れましたが、ぶっつけ本番です。

 新郎新婦が入場して、シーンと静まり返った中での祝辞です。

 多少の緊張は有りましたが、それなりの祝辞になったかなと思います。

 うまく話せなかったと思う祝辞は、やはり初めての祝辞です。

 あれだけ準備して考えていたのにうまくいきませんでした。


 似た経験は、某団体の10周年記念式典の挨拶があります。

 その記念式典の挨拶もかなり前から決まっていて、色々と話したいことがあり準備をしていたのですが、なんと東日本大震災のため1年延期となり、私はその挨拶を1年以上前から考えることになってしまいました。

 その結果、話はまとまらず、途中で言葉に詰まり折角の10周年の挨拶がボロボロです。


 うまく挨拶ができなかった時には共通点があります。

 1つめは失敗を怖がったこと。2つめは言いたいことがいくつもあったこと。

 3つ目は丸暗記をしたことです。

「別にうまく話せなくても問題はない」と思うことで気が楽になるはずです。

 講演会ではなく短時間の挨拶だからこそ、「言いたいことを1つ決める」ことが大切です。

 そして、話すことを覚えないことです。その場の雰囲気などに応じて柔軟に対応できるはずです。


 勉強でも、失敗を怖がることは正解を出そうとすることにつながり、理解がおろそかになります。

 やり方を覚えようとすると、途中で忘れたり、同じ問題なのに少し問題の文章や、出題の仕方が違うだけなのにできなくなったりします。

 「この問題の、やり方はこうだよ」と教わった時に、そのやり方を覚えようとする人と、「なぜ」、「どうして」と考えて理解する人に分かれます。

 やり方を覚えて、その通りに反復練習をすることは良いのですが、反復練習をしていくことで「あっ、そういうことなんだ」と気づきにつなげたいものです。

 “理由”と“気づき”はすべての学びに通ずるはずです。


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