都立高校受験2021年度理科は難しかった?! [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]
都立高校の2021年度受験の平均点を見ると、唯一40点台の理科が気になります。
理科の平均点は47.8点。
都立高校の平均点は60点が目安で5教科合計300点となります。
従って、60点より高ければ易しく、60点より低ければ難しいと考えられます。
この年は、数学53.3点、英語54.1点、社会54.6点と低く、国語が72.5点と高い平均点でした。
自校作成校以外は共通問題であることを考えると、合格するためには国語は高得点が必要で理科は悪くても差がつかない。勝負は数英社だったかもしれません。
ただ、ここで忘れてはけないことは、自校作成の高校、例えば日比谷高校の受験生も理科と社会は共通問題で試験を受けているということです。
つまり、彼らが受験していなければ理科と社会の平均点はもっと低いということです。
以前、理科と社会は、ほぼ4択の記号問題で記述が何問か出題される形式でした。
記述問題ができなくても、全ての解答欄に「ア」と書けば20点は取れる計算です。
100点満点中、半分の問題が解ける人はその他の問題は4分の1の確率で正解となりますから、50点+約10点=約60点は取れる計算です。
中学生の理科の学習で半分できる人は、平均点の目安である60点が取れたのです。
ところが、2020年度も平均53.4点と低く、この2年間は低い平均点が続きました。
原因を考えると、問題が難しくなったことがまず挙げられます。
自校作成の受験生は以前までは、理科社会では落とせない状況。悪くても90点はキープして、自校作成問題で数英国の3教科で7割以上が目標でした。
別の見方をすると理科社会は自校作成受験生にとっては簡単であり、殆どの受験生が高得点を取るので差がつかない受験だったということです。
しかし、理科社会の難易度が上がり自校策制受験生も、合否に関わる教科となっていることは間違いありません。
平均点が低い理由の1つが自校作成受験生にあるかもしれませんし、そうでないかもしれませんが、問題の難易度が上がったことは間違いありません。
難易度が上がったというのは、覚えていればできるという知識系の問題が減って、考えなければではない思考系の問題が増えた事があります。
要するに、理科は「覚えればできる」ではなく「覚えていてもできない」と言うことを念頭に置き勉強をしなければなりません。
考えなければできないということは、考えればできるわけですから、基本の理解と理由を考える学習が必要です。
他の理由として考えられることは出題形式です。
2021年度は、純粋な4択の問題は12問しかなく、記述問題2問を除く他の11問は記号の組み合わせや並べ替えの問題となり、確率が4分の1ではありません。16分の1の問題が4問ありましたが、中には81分の1の問題もあります。そうなると、解らないから適当に書いて当たるということがほとんどありません。
計算上、平均点が47.8点になるためには、25問中10問ができる必要が有ります。
つまり、2021年度は40%出来た人が平均点を取れた(平均して40%だけできていた)ということになります。
自校作成受験生を除くとそれ以下の数字になります。
4択問題が減った背景には、マークシートの導入があると思います。
採点に手間がかからず正確にできることで、問題形式を変えることが出来たということです。
もちろん、知識型から思考型へ移行したいという思惑もあると思います。
では、どのように対処していけばいいのでしょうか。
平均点以上が必要な自校作成受験生及び上位校受験生は、知らない知識の習得は必須。そして、解らない問題をとにかく減らすことです。
平均点前後を目標点とする受験生は、できない問題や解らない問題は有っても気にせず、できる問題や解る問題を増やすことを目標に勉強することです。
出来ない問題に時間を取られるのではく、できる問題を確実に取ることです。いくら問題が思考型になってきているとは言え、まだまだ知識系の問題も有り、充分に50点から60点を超えていくことは可能です。
理科の平均点は47.8点。
都立高校の平均点は60点が目安で5教科合計300点となります。
従って、60点より高ければ易しく、60点より低ければ難しいと考えられます。
この年は、数学53.3点、英語54.1点、社会54.6点と低く、国語が72.5点と高い平均点でした。
自校作成校以外は共通問題であることを考えると、合格するためには国語は高得点が必要で理科は悪くても差がつかない。勝負は数英社だったかもしれません。
ただ、ここで忘れてはけないことは、自校作成の高校、例えば日比谷高校の受験生も理科と社会は共通問題で試験を受けているということです。
つまり、彼らが受験していなければ理科と社会の平均点はもっと低いということです。
以前、理科と社会は、ほぼ4択の記号問題で記述が何問か出題される形式でした。
記述問題ができなくても、全ての解答欄に「ア」と書けば20点は取れる計算です。
100点満点中、半分の問題が解ける人はその他の問題は4分の1の確率で正解となりますから、50点+約10点=約60点は取れる計算です。
中学生の理科の学習で半分できる人は、平均点の目安である60点が取れたのです。
ところが、2020年度も平均53.4点と低く、この2年間は低い平均点が続きました。
原因を考えると、問題が難しくなったことがまず挙げられます。
自校作成の受験生は以前までは、理科社会では落とせない状況。悪くても90点はキープして、自校作成問題で数英国の3教科で7割以上が目標でした。
別の見方をすると理科社会は自校作成受験生にとっては簡単であり、殆どの受験生が高得点を取るので差がつかない受験だったということです。
しかし、理科社会の難易度が上がり自校策制受験生も、合否に関わる教科となっていることは間違いありません。
平均点が低い理由の1つが自校作成受験生にあるかもしれませんし、そうでないかもしれませんが、問題の難易度が上がったことは間違いありません。
難易度が上がったというのは、覚えていればできるという知識系の問題が減って、考えなければではない思考系の問題が増えた事があります。
要するに、理科は「覚えればできる」ではなく「覚えていてもできない」と言うことを念頭に置き勉強をしなければなりません。
考えなければできないということは、考えればできるわけですから、基本の理解と理由を考える学習が必要です。
他の理由として考えられることは出題形式です。
2021年度は、純粋な4択の問題は12問しかなく、記述問題2問を除く他の11問は記号の組み合わせや並べ替えの問題となり、確率が4分の1ではありません。16分の1の問題が4問ありましたが、中には81分の1の問題もあります。そうなると、解らないから適当に書いて当たるということがほとんどありません。
計算上、平均点が47.8点になるためには、25問中10問ができる必要が有ります。
つまり、2021年度は40%出来た人が平均点を取れた(平均して40%だけできていた)ということになります。
自校作成受験生を除くとそれ以下の数字になります。
4択問題が減った背景には、マークシートの導入があると思います。
採点に手間がかからず正確にできることで、問題形式を変えることが出来たということです。
もちろん、知識型から思考型へ移行したいという思惑もあると思います。
では、どのように対処していけばいいのでしょうか。
平均点以上が必要な自校作成受験生及び上位校受験生は、知らない知識の習得は必須。そして、解らない問題をとにかく減らすことです。
平均点前後を目標点とする受験生は、できない問題や解らない問題は有っても気にせず、できる問題や解る問題を増やすことを目標に勉強することです。
出来ない問題に時間を取られるのではく、できる問題を確実に取ることです。いくら問題が思考型になってきているとは言え、まだまだ知識系の問題も有り、充分に50点から60点を超えていくことは可能です。
2022-01-07 01:00
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