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高校受験、最強の問題集は? [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 高校受験だけではありませんが、受験生にとって最強の問題集、一番学力がついて合格に導いてくれる問題集は、「過去問」です。

 高校入試の問題集は色々なものが出版されています。

 中には素晴らしい問題が掲載されていることもありますが、それでも最強は「過去問」です。

 入試問題は一般の問題集の問題と異なり、ずっと残るものであり、まして公立高校の問題は作問する人が最高の問題を作ろうとして、作ったものです。

 だから、問題集としての「過去問」は最強です。

 従って、受験生は「過去問」演習をすることが学力をつけるためにも重要となります。

 学力以外にも問題に慣れることも重要です。

 「過去問」は公立、私立とそれぞれありますが、その問題の流れをつかみ、合格点を取る作戦、つまり得点を取る問題と捨てる問題を選ぶことや、大問の構成も確認したいところです。

 大問の構成と言うのは、(1)ができないと(2)ができないのか、(1)と(2)は独立しているのか、(1)ができなくても(2)のヒントとしてつかえるのかどうかです。

 そこを知ることで、本番の試験での作戦が変わってくるのです。


 では、「過去問」演習はどのようするかですが、都立高校で言うと市販されている問題集は過去7年間分です。

 全部解くのに、1教科1回の制限時間は50分ですから、7年×5教科×50分=1750分(約30時間)かかることになります。

 およそ30時間と言うことは、1日に5時間やると6日間。つまり1週間で終わる計算になりますが、過去問演習はそんな単純なものではありません。

 それでは、ただやっただけであり、学力もつきません。

 過去問演習では、何となくできた問題、あと少しでできた問題を、できる問題に変えていくさぎょうをします。

 過去問は3周りはやりたいところです。

 1周り目は、演習後に答え合わせをして、間違ったところを見直すことは当然として、必ずやることとして、絶対にできる問題◎と、できたけど怪しい問題○、あと少しでできそうな問題△、できない問題×に分類します。

 ここまでやるのに、1教科50分のテストですが、実際には2時間~3時間かかります。

 もし、3時間かかったとしたら1日に1教科ずつやったとして、35日間かかりますから12月1日から始めて12月中に終わればまずまずかもしれません。

 ただし、それは教科書の内容が終わっている場合であり、過去問は中学生の内容全てかせ絡み合っていますので、教科書内容が終わっていないと過去問演習に入れません。

 12月中に教科書内容が終わったとすると、過去問演習が1月となりますので、まず教科書内容を終わらせることです。

 さて、2周り目ですが、今度はできたけど怪しい問題○を◎に、あと少しでできそうな問題△を○や◎に、できない問題×を△や○にすることを目標に行います。

 1周り目に解説を読み考えやり直しもしていることが前提です。

 従って、2周り目では○→◎、△→○が増えていくはずです。

 絶対できる問題のやり直しはしませんから、1周り目より時間が短縮できるはずです。

 そして、解説を読み理解を深めやり直しもして、3周り目に入ります。

 できれば2周り目で完全に自分の合格点を上回る◎の数になっていることを目標として、3周り目ではそれを完全に超えるようになると良いでしょう。

 過去問を有効に利用して志望校合格を目指して頑張りましょう。



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