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子は親を見て成長してしまう [★親学・子育て 「親子のコミュニケーション」]

 自転車の後ろに子供を乗せたお父さんが、赤信号を渡っていくのを見て、「あっ、やっちゃった」と私は思うのです。  人それぞれ価値観は異なるので、「赤信号でも車が来なければ渡っても危険ではないから構わない」と思っているのかもしれませんが、やっぱり規則は守るしかありません。(規則を守るのは改善するため)  子は親を見て育ちます。  親を見て子は人格形成をしていきます。  特に小学生の高学年になってくると、周りを意識することが強くなり他者意識が生まれてきます。客観的に物事を捉えるようになってきて、自分の価値観も形成されていくようになります。  赤信号を渡る行為が、子の中で車が来なければ渡って良いが当たり前となることは、自己中心的な考えをもつことにもつながります。  子と一緒にお出かけをする時。約束(予約)の時間にいつも遅れていると、子は決められた時間に遅れることが当たり前となっていきます。  決められた時間に必ず間に合うようにしている親の子は、時間前にそこに行くことが当たり前になります。 「お母さん、時間過ぎてるよ」 「大丈夫、2,3分なら待ってくれるから」という会話が有ったら、すごく先々怖いです。  確かに、数分遅れたとしても大概のことは、大きな問題とはなりませんが、本当に遅れてはいけない時もありますし、遅れることで表立った問題は無いとしても、相手の気持ちを考えると大きな問題です。  忘れ物が多い子は、原因が2つ考えられます。  1つは、親も忘れ物が多い。  事前に準備をしていなかったり、席を立った後にもう一度忘れ物が無いか確認していなかったりなど、それらを見ている子は自分もそうします。  親が、自分でお手本を見せていると、子も当たり前のように真似わします。  2つ目は、親が子の忘れ物をしないように手助けをするケースです。  子が忘れ物の無いように親が準備をしてあげたり、忘れ物をチェックしたりすると、自分で忘れないようにする習慣が身につきません。  忘れ物に気を付けなくても親が準備をしてくれたり、忘れ物をしても親が持ってきてくれたりするからです。  親は子に自分のやっていることを示せばよいのです。  子は親のやっていることを見て、それが当たり前と思うようになります。  普段の生活の中で、当たり前のレベルを上げることが子にとって重要です。
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