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なぜ、受験をするのか(2) [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 入学は次の学校に入って、そこから夢に向けて新しい自分を創っていくためのスタートです。

 受験ができるということは、自分に合った学校を選ぶことが出来るということです。

 新しいスタートをどの学校でするかを選ぶことが出来て、選んだらその学校に合格するために精一杯やることになります。

 不合格も次へのスタートとなりますから、ここで大切なのは、未来の自分を持っているかどうかとなります。

 第一志望に不合格となっても、目指す未来の自分は変わりませんから、がっかりすることは有りません。

 “入った学校が自分にとって一番良い学校”と言う大原則があるからです。

 目指す自分が見えていて、精一杯頑張ったなら、結果はどうあれ何も心配は有りません。

 結果を受け入れ、前を向いて、自分の足で前に一歩出ると新しい道が拓けることに気づくはずです。

 第一志望に合格した人も、合格が目指す未来の自分に向けてのスタートラインであることを忘れてはいけません。

 不合格した人は、「次は頑張るぞ」となる人が多いのではないかと思いますが、合格した人は「次も頑張るぞ」とはならず、「終わった」となる人が多いと私は思えてなりません。

 受験が終わり合格後に「終わった」と思う人は、いまが始まりであることを忘れていることになります。

 新しい学校に入学する時に、これから始まる新しい学校生活を有意義なものとして、さらに先の目標に向けて進んでいく覚悟を持つことが出来れば、本当に良い受験だったと言えるのではないでしょうか。

 いぶき学院への相談で一番多いのは、私立中学に合格した中学1年生です。(他塾で受験勉強をして合格した生徒さんです。)

 第一志望合格で入学、第二志望合格で入学・・・いずれのケースでも相談内容は似ています。

 大切なのは中学受験をする前の、「なぜ、受験をするのか」に対する明確な考えが無かったり、有ったとしても本来夢を叶える手段であるはずの中学受験でも合格が、いつの間にか最大の目的となっていたりするからです。

 そうなると、私立中に入学してもやる気が出ないのは当たり前です。

 合格が目的となっている受験生でも、合格後に私立中に入学する理由、将来の夢、なりたい自分について考え、“ここから始まる”という意識が生まれればスタートできるはずです。

 私は子供たちには、未来の自分の創造していく力をつけて、夢の実現を目指し、なりたい自分になって欲しいと願っています。

 だから、私は合格を第一とは考えません。

 あくまでも、志望校合格はその実現のための、沢山ある道の中の1つだからです。


※以下の考えを日本から無くしたいです。

受験生…「合格すればいい」

学習塾・予備校…「合格させればいい」

学校…「生徒を確保できればいい」



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